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「リーマス、パースニップはどうだい?」

「ハリー、髪の毛に蛆虫がついてるわよ」






ジニーが愉快そうにそう言いながら、テーブルの向こうから身を乗り出して蛆虫を取った。





「ああ、いどいわ」





フラーは気取って小さく肩をすぼめながら言った。





「ほんとにひどいよね?」





ロンが言った。






「フラー、ソースはいかが?」





フラーの皿にソースをかけてやろうと意気込みすぎて、ロンはソース入れを叩き飛ばしてしまった。ビルが杖を振ると、ソースは宙に浮き上がり、おとなしくソース入れに戻った。





「あなたはあのトンクスと同じで ーす」






ビルにお礼のキスをしたあと、フラーがロンに言った。






「あのいと、いつもぶつかって――」

「あのかわいいトンクスを、今日招待したのだけど――」






ウィーズリーおばさんは、やけに力を入れてにんじんをテーブルに置きながら、フラーを睨みつけた。






「でも来ないのよ。リーマス、最近あの娘と話をした?」

「いや、私は誰ともあまり接触していない」






ルーピンが答えた。





「しかし、トンクスは一緒に過ごす家族がいるのじゃないか?」

「ふむむむ」






おばさんが言った。







「そうかもしれないわ。でも、私は、あの娘が一人でクリスマスを過ごすつもりだという気がしてましたけどね」






おばさんは、トンクスでなくフラーが嫁に来るのはルーピンのせいだとでも言うように、ちょっと怒った目つきでルーピンを見た。






「A!」






フレッドとジョージがAに気がついた。二人の間の席につくと、フレッドはAの髪に触れて、うっとりしたように目を細めた。







「俺達がプレゼントしたやつだな。やっぱりAによく似合ってる。すごくかわいいぞ」

「うん……ありがと」







Aは照れくさそうにしながらもじもじ礼を言った。






「でも、あんなにたくさんのプレゼントは、もうやめてくれ。私、二人に大したものを返せないのに」

「俺達が好きでしてることなのに、何か返す必要なんてないよ」





ジョージが優しくそう言いながら、ついでに頬にキスをしようとしたので、Aは慌てて避けた。





「A、お誕生日おめでとう! あなたのためにケーキを作りましたからね。あとで出しましょう」

「ありがとう、ウィーズリーおばさん」






ウィーズリーおばさんに向けて、Aは嬉しそうに笑いかけた。





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(プロフ) - ひなたさん» わー!ありがとうございます…!!!💖💖😭😭😭更新がんばります…!!!😭😭😭 (2023年3月26日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - ここまで一気読みしちゃいました!!面白すぎます〜!続き楽しみにしてます💕 (2023年3月26日 10時) (レス) id: 1bebe7d5ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年3月13日 0時

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