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「うーん、たぶん、行かなきゃならないだろうな?」

「だけど、どうして僕に来てほしいの?」








ネビルは、まるで罰則が待ち構えているかのように恐々聞いた。





「わからないな」






ハリーはそう言うと、「そうだ」と急に閃いたようにつぶやいた。






「『透明マント』を着ていこう。そうすれば、途中でマルフォイをよく見ることができるし、何を企んでいるかわかるかもしれない」





そう言いながら出ていった二人を見つめ、Aたちは顔を見合わせて肩を竦めた。






「ハリー、ドラコのことが相当気になってるみたいだ」

「そうね。また揉めるようなことにならなきゃいいけど……」

「それにしても、どうしてスラグホーンがハリーたちをパーティーに招待したんだ? いや、ハリーはともかく、ネビルまでなんてさ」

「うーん。分からないけど……ハリーが帰ってきたら聞いてみましょう」






ハーマイオニーが言った。

しかし、ハリーたちはしばらく帰ってこなかった。窓の外が暗くなり始め、もうすぐホグワーツにつくという頃になって、ようやく戻ってきた……かと思えば、そこにハリーの姿はなく、代わりにジニーがいた。

ジニーもスラグホーンに呼ばれたという。なんでも、ハッフルパフのザカリアス・スミスに呪いをかけているところを見られ、絶賛されたらしい。







「それで、ハリーは?」

「それが……透明マントをかぶって、急にどこか行っちゃったのよ。すごく慌ててね」






ジニーが説明し、前にハリーが座っていた空席に座った。






「透明マントを被ってって……それ、もしかしてドラコのところに行ったんじゃないのか?」

「マルフォイのところに?」

「だって……言ってただろ? ドラコが何を企んでいるのか、透明マントを持っていけばわかるかもしれないって」







Aの言葉に、みんなは顔を見合わせた。





「どうしてマルフォイ? 企んでるって、なんのこと?」

「私も詳しく分からないんだけど……あっ!」






Aが窓の外を見ながら思い出したように声を上げた。






「ホグワーツが見えてきたぞ!」

「あっ!みんな、早くローブに着替えなくちゃ!」






ハーマイオニーも慌てて言った。みんながいそいそとローブに着替えはじめたので、Aたちはマルフォイのことをネビルたちに話すタイミングは逃した。






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ちぃ(プロフ) - 更新ありがとうございます‼️ (2023年3月12日 22時) (レス) @page50 id: 48ff4ca391 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - Aliceさん» 前作も読んでいただきありがとうございます…!😭更新が遅くなりお待たせしてしまっていて申し訳ないです…😭ありがとうございます…!😭 (2023年3月9日 23時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 先日前作を読み終えたばかりなのですが、今作もあっという間に最後の更新の所まで追いついてしまいました!ご多忙と思いますが落ち着きましたらまた更新楽しみにお待ちしております✨ (2023年3月7日 9時) (レス) id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 神崎さん» ありがとうございますー!!😭😭😭😭🙏🙏🙏💕💕💕 (2023年2月24日 4時) (レス) @page5 id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
神崎(プロフ) - 続編おめでとうございます!更新ありがとうございます! (2023年2月17日 6時) (レス) @page5 id: 570d2293d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年2月16日 8時

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