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ハグリッドもこの生き物を知っているようだった。しかし、生徒のほとんどが、怖い物見たさの当惑した表情で目を凝らし、馬が目と鼻の先にいるのに、とんでもない方向ばかり見ていた。この生き物が見える様子なのは、Aのほかに三人しかいなかった。
ゴイルのすぐ後ろで、スリザリンの筋ばった男の子が、馬が食らいつく姿を苦々しげに見ていた。それからハリー。それに、ネビルだ。その目が、長い黒い尾の動きを追っていた。
「ほれ、もう一頭来たぞ！」
ハグリッドが自慢げに言った。暗い木の間から現れた二頭目の黒い馬が、鞣革のような翼を畳んで胴体にくっつけ、頭を突っ込んで肉にかぶりついた。
「さ ーて……手を挙げてみろや。こいつらが見える者は？」
Aは手を挙げた。ハリーも挙げていた。ハグリッドがハリーとAを見て頷いた。
「うん……うん。おまえさんたちにゃ見えると思ったぞ」
ハグリッドはまじめな声を出した。
「そんで、おまえさんもだな？ ネビル、ん？ そんで――」
「お伺いしますが」
マルフォイが嘲るように言った。
「いったい何が見えるはずなんでしょうね？」
答える代わりに、ハグリッドは地面の牛の死骸を指差した。クラス中が一瞬そこに注目した。そして何人かが息を呑み、パーバティは悲鳴を上げた。それがなぜなのかわかった。肉が独りでに骨から剥がれ空中に消えていくさまは、いかにも気味が悪いに違いない。
「何がいるの？」
パーバティが後退りして近くの木の陰に隠れ、震える声で聞いた。
「何が食べているの？」
「セストラルだ」
ハグリッドが誇らしげに言った。ハリーのすぐ隣で、ハーマイオニーが、納得したように「あっ！」と小さな声を上げた。
「ホグワーツのセストラルの群れは、全部この森にいる。そんじゃ、誰か知っとる者は――？」
「だけど、それって、とーっても縁起が悪いのよ！」
パーバティがとんでもないという顔で口を挟んだ。
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Neko(プロフ) - 愛憎のフィナーレのパスワードを教えてください (2022年12月11日 18時) (
レス) @page27 id: dd386e9727 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 神崎さん» ありがとうございますー！！！！更新頑張ります😭💪🏻💪🏻 (2022年7月17日 3時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
神崎(プロフ) - 更新ありがとうございます！これからも気長に待ってます！😊 (2022年7月10日 7時) (レス) @page44 id: 570d2293d8 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - mp0623さん» わー！！長らくおまたせしてすみませんー！！ありがとうございますーー！！！がんばります！！💪🏻💪🏻💪🏻 (2022年7月10日 1時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
mp0623(プロフ) - 続き嬉しいです〜〜〜！夢主ちゃんに甘々な双子が可愛いです☺️💖💖引き続き楽しみにしています！！！ (2022年7月6日 3時) (レス) @page31 id: 2d647e4096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2022年5月28日 3時
