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「禁止」
アンジェリーナが虚ろな声を上げた。その夜遅く、談話室でのことだ。
「禁止。シーカーもビーターもいない……いったいどうしろって？」
アンブリッジの指示で、フレッド、ジョージ、ハリーの三人が、終身クィディッチ禁止令を言い渡された。
まるで試合に勝ったような気分ではなかった。選手は暖炉の周りにがっくりと腰を下ろしていた。ロンを除く全員だ。ロンは試合のあとから姿が見えなかった。
「絶対不公平よ」
アリシアが放心したように言った。
「クラッブはどうなの？ ホイッスルが鳴ってからブラッジャーを打ったのはどうなの？ アンブリッジはあいつを禁止にした？」
「ううん」
ジニーが情けなさそうに言った。ハリーを挟んで、ジニーとハーマイオニー、オリヴィアが座っていた。
「書き取りの罰則だけ。モンタギューが夕食のときにそのことで笑っていたのを聞いたわ」
「それに、フレッドを禁止にするなんて。何にもやってないのに！」
アリシアが拳で膝を叩きながら怒りをぶつけた。
「僕がやってないのは、僕のせいじゃない」
フレッドが悔しげに顔を歪めた。
「君たち三人に押さえられていなけりゃ、あのクズ野郎、打ちのめしてグニャグニャにしてやったのに」
窓の外を見ると雪が降っていた。ハリーの捕まえたスニッチは談話室を飛び回っていて、全員がその行方を目で追った。
「私、寝るわ」
アンジェリーナがゆっくり立ち上がった。
「全部悪い夢だったってことになるかもしれない……明日目が覚めたら、まだ試合をしていなかったってことに……」
アリシアとケイティがそのすぐあとに続いた。しばらくしてフレッドとジョージも立ち上がり、周囲を誰彼なしに睨みつけながら、寝室へとつづく階段へと歩いていった。Aは二人の後ろ姿を見つめたが、追いはしなかった。
ジニーがそれから間もなくいなくなると、Aも立ち上がり、ハリー、ハーマイオニー、オリヴィアを暖炉のそばに取り残して、寝室へと上がった。
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Neko(プロフ) - 愛憎のフィナーレのパスワードを教えてください (2022年12月11日 18時) (
レス) @page27 id: dd386e9727 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 神崎さん» ありがとうございますー！！！！更新頑張ります😭💪🏻💪🏻 (2022年7月17日 3時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
神崎(プロフ) - 更新ありがとうございます！これからも気長に待ってます！😊 (2022年7月10日 7時) (レス) @page44 id: 570d2293d8 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - mp0623さん» わー！！長らくおまたせしてすみませんー！！ありがとうございますーー！！！がんばります！！💪🏻💪🏻💪🏻 (2022年7月10日 1時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
mp0623(プロフ) - 続き嬉しいです〜〜〜！夢主ちゃんに甘々な双子が可愛いです☺️💖💖引き続き楽しみにしています！！！ (2022年7月6日 3時) (レス) @page31 id: 2d647e4096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2022年5月28日 3時
