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2月14日に向けて菓子作りの腕を磨く時間は、アンブリッジによって出された大量の宿題のせいで、だいぶ削られた。5年生はしばしば真夜中過ぎまで勉強しなければならなかったし、その上Aたちは、DAの秘密練習も同時に行っていたため、クタクタだった。
それでも、空いた時間に厨房に降りていき、屋敷しもべの指示を聞きながら、Aはバレンタインに向けての努力を怠らなかった。フレッドとジョージが、だいぶ不満そうだったとはいえだ。
そして、ホグズミード行きの2月14日はあっという間にやってきた。
「A！」
玄関ホールに向かうと、フレッドとジョージが嬉しそうに手を振って近付いてきた。
「クィディッチチームを退部になって、初めて良かったって思ったぜ」
フレッドがクィディッチ競技場を指差しながら言った。グリフィンドールのクィディッチチームは、ホグズミード行きだというのに練習をしている。
「アンジェリーナは鬼だ」
「まあ、無理もないな。俺達の代わりがあんなウスノロじゃ」
二人は肩をすくめた。
「A、冷えるだろ。手を繋ごう」
「あ──うん」
Aが、ジョージから差し出された手を照れ臭そうにぎゅっと握った。
─────
「最近どこに行ってたんだよ、A。DAの練習と食事の時間くらいしか会えなくて寂しいじゃないか」
ホグズミード村を歩きながらフレッドが不満げに言ったことで、Aはあっと思い出したように声を上げた。
「あ、あの……」
「うん？」
Aはぎこちない動作で鞄をごそごそと漁った。そこから、きれいに包装された箱を2つ取り出して、二人に差し出した。
「今日、バレンタインだろ？ だから……ええと……」
Aはなんと言えばいいのか分からないという様子で目を泳がせた。二人は、受け取ったそれをぽかんと見つめ始めた。
「私、り、料理とか、初めてで、だから……厨房で、妖精たちに手伝ってもらって、練習してたんだ。時間がなくて、あんまりいい出来にはならなかったんだけど……」
Aは二人の様子をうかがうように、ちらちらと二人の顔を見た。
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Neko(プロフ) - 愛憎のフィナーレのパスワードを教えてください (2022年12月11日 18時) (
レス) @page27 id: dd386e9727 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 神崎さん» ありがとうございますー！！！！更新頑張ります😭💪🏻💪🏻 (2022年7月17日 3時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
神崎(プロフ) - 更新ありがとうございます！これからも気長に待ってます！😊 (2022年7月10日 7時) (レス) @page44 id: 570d2293d8 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - mp0623さん» わー！！長らくおまたせしてすみませんー！！ありがとうございますーー！！！がんばります！！💪🏻💪🏻💪🏻 (2022年7月10日 1時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
mp0623(プロフ) - 続き嬉しいです〜〜〜！夢主ちゃんに甘々な双子が可愛いです☺️💖💖引き続き楽しみにしています！！！ (2022年7月6日 3時) (レス) @page31 id: 2d647e4096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2022年5月28日 3時
