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「あんな最低のキーパーは見たことがない……だけど、なにしろ豚小屋生まれだものなあ……僕の歌詞は気に入ったかい、ポッター？」
ハリーは答えなかった。マルフォイに背を向け、降りてくるチームの選手を迎えた。一人、また一人と、叫んだり、勝ち誇って拳を突き上げたりしながら降りてきた。ロンだけが、ゴールポストのそばで箒を降り、たった独りで、のろのろと更衣室に向かう様子だ。
「もう少し歌詞を増やしたかったんだけどねえ」
ケイティとアリシアがハリーを抱き締めたとき、マルフォイが追い討ちをかけた。
「韻を踏ませる言葉が見つからなかったんだ」
「ドラコ、やめてくれ──」
Aが首を横に振り、マルフォイを睨みつけた。マルフォイは一瞬そちらに目をやり、フンと鼻を鳴らした。
「『でぶっちょ』と『おかめ』に――あいつの母親のことを歌いたかったんだけどねえ――」
「負け犬の遠吠えよ」
アンジェリーナが、軽蔑し切った目でマルフォイを見た。
「――『役立たずのひょっとこ』っていうのも、うまく韻を踏まなかったんだ――ほら、父親のことだけどね――」
「なんてことを──！」
Aがマルフォイを睨みつけ、怒りに拳を握りしめながら、歯を食いしばった。一歩前に出たAの腕を、オリヴィアが掴んだ。
フレッドとジョージがマルフォイの言っていることに気がついた。ハリーと握手をしている最中、二人の体が強張り、さっとマルフォイを見た。
「放っときなさい！」
アンジェリーナがフレッドの腕を押さえ、すかさず言った。
「フレッド、放っておくのよ。勝手に喚けばいいのよ。負けて悔しいだけなんだから。あの思い上がりのチビ――」
「――だけど、君はウィーズリー一家が好きなんだ。そうだろう？ ポッター？それに、君もだね」
マルフォイがせせら笑い、それからAを見た。
「休暇をあの家で過ごしたりするんだろう？よく豚小屋に我慢できるねぇ。だけどまあ、ポッター、君はマグルなんかに育てられたから、ウィーズリー小屋の悪臭もオーケーってわけだ――」
ハリーがジョージをつかんで押さえた。一方で、あからさまに嘲笑うマルフォイに飛びかかろうとするフレッドを抑えるのに、アンジェリーナ、アリシア、ケイティの三人がかりだった。
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Neko(プロフ) - 愛憎のフィナーレのパスワードを教えてください (2022年12月11日 18時) (
レス) @page27 id: dd386e9727 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 神崎さん» ありがとうございますー！！！！更新頑張ります😭💪🏻💪🏻 (2022年7月17日 3時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
神崎(プロフ) - 更新ありがとうございます！これからも気長に待ってます！😊 (2022年7月10日 7時) (レス) @page44 id: 570d2293d8 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - mp0623さん» わー！！長らくおまたせしてすみませんー！！ありがとうございますーー！！！がんばります！！💪🏻💪🏻💪🏻 (2022年7月10日 1時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
mp0623(プロフ) - 続き嬉しいです〜〜〜！夢主ちゃんに甘々な双子が可愛いです☺️💖💖引き続き楽しみにしています！！！ (2022年7月6日 3時) (レス) @page31 id: 2d647e4096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2022年5月28日 3時
