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バスはようやくホグワーツの校門前で停車した。 ルーピンとトンクスがバスからみんなの荷物を降ろすのを手伝い、それから別れを告げるために下車した。
「校庭に入ってしまえば、もう安全よ」
人気のない道に油断なく目を走らせながら、トンクスが言った。
「いい新学期をね、オッケー？」
「体に気をつけて」
ルーピンがみんなとひと渡り握手した。Aもルーピンと握手をし、そのあと、トンクスにも別れを告げた。
八人はトランクを引きずりながら、つるつる滑る馬車道を城に向かって懸命に歩いた。ハーマイオニーはもう、寝る前にしもべ妖精の帽子をいくつか編む話をしていた。樫の木の玄関扉にたどり着いたとき、「夜の騎士バス」はもういなくなっていた。
─────
「A、掲示板を見たか？」
ホグワーツでの新学期が始まった次の日の朝、フレッドとジョージはニコニコ顔でAの隣に座った。
「今朝見にいくのを忘れてた」
Aがサンドイッチを飲み込んだあとに思い出したように言うと、二人は顔を見合わせた。
「次のホグズミード行きは2月14日だぜ」
二人がそう言って、朝食のパンを3つほど掴みとった。
「2月14日……バレンタインか……」
Aがぼーっと誰にと聞こえない声でつぶやき、それからパンをほおばっている二人を見た。
「ふたりは毎年たくさんチョコをもらってたな……」
「ん？ああ……」
フレッドがもごもごしながら答えた。
「でも断ってる方だぜ。Aがヤキモチ妬いてからはな」
「べつに妬いてなんか──！」
「恥ずかしがらなくてもいいじゃないか。可愛いぞA！」
「やめてくれ！」
Aが顔を赤らめながら憤慨すると、二人はケラケラ笑いながら残りのパンを一気に口に入れた。
「まあ、ホグズミードの日は一日中Aといるつもりだし、そんなに渡してくる連中は現れないだろうさ」
「もし渡してくるやつらがいたら、Aが言ってくれてもいいぜ。“フレッドとジョージは私のだからチョコは”──」
「言わない！」
Aは詰め寄ってくる二人の体を押しのけた。
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Neko(プロフ) - 愛憎のフィナーレのパスワードを教えてください (2022年12月11日 18時) (
レス) @page27 id: dd386e9727 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 神崎さん» ありがとうございますー！！！！更新頑張ります😭💪🏻💪🏻 (2022年7月17日 3時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
神崎(プロフ) - 更新ありがとうございます！これからも気長に待ってます！😊 (2022年7月10日 7時) (レス) @page44 id: 570d2293d8 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - mp0623さん» わー！！長らくおまたせしてすみませんー！！ありがとうございますーー！！！がんばります！！💪🏻💪🏻💪🏻 (2022年7月10日 1時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
mp0623(プロフ) - 続き嬉しいです〜〜〜！夢主ちゃんに甘々な双子が可愛いです☺️💖💖引き続き楽しみにしています！！！ (2022年7月6日 3時) (レス) @page31 id: 2d647e4096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2022年5月28日 3時
