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「でも、ちょっと肌の出てるところが多いな」
フレッドは顎に手を添え、Aをじいっと見つめながら言った。
「そうか？ ドレスなんて、みんなこんなものじゃないか？」
「まあ、そうなんだけどな」
フレッドは笑った。それからAの結われた髪を見つめ、手ですくった。
「かわいい」
「あ、ありがとう」
Aがまた顔を赤くした。フレッドはじっとAの唇を見つめ始めた。ハーマイオニーが施してくれたメイクで、Aの唇は紅が塗られて真っ赤だ。
「………キスしたくなる口だな」
「わ！だ、だめだぞ！」
Aは慌てて口元を抑えた。
「口に色がうつっちゃう」
「それも悪くないかもな」
フレッドがニヤッとした。
「フレッドはほっといて──行こうか、A」
「おい！」
ジョージがAに腕を差し出すと、フレッドが憤慨した。ジョージはニヤッとした。
「なんだよ。最初に踊るのは俺だぜ」
「談話室で踊るわけじゃあないだろ」
「ったく、めんどくさい兄弟だな」
火花を散らしそうな双子を宥めながら、Aが笑った。
玄関ホールは生徒でごった返していた。大広間のドアが開放される八時を待って、みんなうろうろしている。違う寮のパートナーと組む生徒は、お互いを探して人混みの中を縫うように歩いていた。
正面玄関の樫の扉が開いた。ダームストラングの生徒が、カルカロフ校長と一緒に入ってくるのをみんなが振り返って見た。一行の先頭はクラムで、なんとハーマイオニーを連れていた。
するとマクゴナガル先生の声が響いた。
「代表選手はこちらへ！」
フレッドはつまんなそうに唇をとんがらせた。
「また後でな、A。おいジョージ、変なことしたら、ただじゃおかないぞ」
「全校生徒の前でAを襲うほど野暮じゃないさ」
ジョージがニヤッとした。フレッドまだ少し拗ねていたが、最後にAの頬に口付けて、それから大広間に入っていった。
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鵲(プロフ) - 豆腐さん» ありがとうございますー！！書いてみますー✊🏻✊🏻💗 (2022年2月17日 2時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
豆腐 - いつも素敵な小説ありがとうございます😭👏🏻フレッドとジョージが若返ったら次は夢主ちゃんが一気に幼くなるのも見てみたいです😖😖お願いします！ (2022年2月16日 22時) (レス) @page50 id: 4fe3c9c074 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 犬好きさん» ありがとうございます…🥺💕これから解き明かしていくのでよろしくお願いします！🥰🥰🥰 (2022年2月6日 20時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
犬好き(プロフ) - お手紙開封怖すぎて震えてたら思ったより…って感じでさらに怖いです…、心臓が震えています…それはそうと、主人公ちゃんが可愛くてしゃーないです、最高！ (2022年2月6日 6時) (レス) @page20 id: a9e49597a8 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 豆腐さん» ありがとうございます〜！！！😭😭🙏💕更新頑張ります！！！ (2022年2月6日 2時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2022年2月1日 0時
