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キャンプ場のはずれからは、まだ歌声やら、バーンという音やらが響いていた。アイルランドがお祭り騒ぎをしているようだ。
Aはなんだか眠る気になれず、外の空気をしばらく吸うために、キャンプ場を歩いた。
その時だった。
突然大砲のような音が響き、Aはハッとして音のする方向を見た。何かが、奇妙な光を発射していた。
大声で野次り、笑い、酔って喚き散らす声がだんだん近づいてくる。そして、突然強烈な緑の光が炸裂し、あたりが照らし出された。 魔法使いたちが一塊になって、杖をいっせいに真上に向け、キャンプ場を横切り、ゆっくりと行進してくる。
魔法使いたちの顔がない……いや、フードをかぶり、仮面をつけている。そのはるか頭上に、宙に浮かんだ四つの影が、グロテスクな形に歪められ、もがいている。仮面の一団が人形使いのように、杖から宙に伸びた見えない糸で人形を浮かせて、地上から操っているかのようだった。
四つの影のうち二つはとても小さかった。 多くの魔法使いが、浮かぶ影を指差し、笑いながら、次々と行進に加わった。行進する群れが膨れ上がると、テントはつぶされ、倒された。行進しながら行く手のテントを杖で吹き飛ばした。火がついたテントもあった。
叫び声がますます大きくなった。 燃えるテントの上を通過するとき、宙に浮いた姿が急に照らし出された。
キャンプ場管理人のロバーツ、それに、あとの三人は、奥さんと子供たちだろう。行進中の一人が、杖で奥さんを逆さまにひっくり返した。ネグリジェがめくれて、だぶだぶしたズロースがむき出しになった。奥さんは隠そうともがいたが、下の群衆は大喜びでギャーギャー、ピーピーはやし立てた。
「こっちだ」
その時、ドラコがAの手を掴んで引っ張った。ひどく冷静だった。
「ドラコ、ルシウスさんとナルシッサさんは、どこにいるんだ？」
「父上と母上は大丈夫だ。いいから来い！」
ドラコは森に向かって歩き出した。Aは足がもつれそうになりながらも後に続いた。
森の中まで来ると、ドラコは木に寄りかかった。
「何が起きてるんだ？……ドラコ、何か知ってるのか？」
Aがドラコを見たが、何も言わなかった。
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鵲(プロフ) - あいうえおさん» わー！本当だ！ありがとうございます！！😭😭 (2022年1月17日 0時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - あの…368の部分が568になってますよ (2022年1月16日 23時) (レス) id: 20e12b7e66 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 檸檬さん» わー！こちらこそありがとうございますー！ドラコとの絡みも入れて行きたいなと思っているのでがんばりますー！✊🏻✊🏻 (2022年1月16日 19時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - もう8出していただいたんですか？！ありがとうございます！！💕😻ドラコも好きなので鵲さんが出来るかぎりで主人公ちゃんと絡ませてくれると嬉しいです‼︎応援してますっ！✨ (2022年1月16日 19時) (レス) @page29 id: 96c1ce7e45 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 犬好きさん» わー！ありがとうございますー！！😭💕💕モチベ爆上がりですー！！😭💕 (2022年1月16日 17時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2022年1月16日 8時
