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「あれ、ハリー」
玄関ホールでぼーっとみんなを眺めていたハリーを見つけたAは、フレッドとジョージから少し離れてハリーの方へ歩いた。
「ハーマイオニーたちはどうしたんだ？」
「分かれたんだ。僕はホグズミードに行けないから」
ハリーが肩を落としながら言った。
「どうして？」
「許可証にサインをもらえなかったんだ」
Aはハリーの言葉を聞くと、気の毒そうに眉を下げた。
「で、でも、今日はハロウィーンだから、夕食にはきっと楽しく過ごせるぞ」
「うん。ありがとう、A」
「何かお土産を買ってこようか？」
「ううん、ハーマイオニーたちが買ってきてくれるらしいから、大丈夫だよ。君はフレッド達と……デートだろう？」
いつの間にかいなくなったAを探して人混みの中をキョロキョロする、一段と目立つ背の高い双子を見つめながら、ハリーはニッコリした。Aは顔を少し赤く染めた。
「うん。じゃあな、ハリー。その……元気出して」
「ありがとうA。君はほんとに優しいね」
「そんなことないよ──」
「あ、A！」
慌てて手を振って否定するAの元へ、フレッドとジョージが駆けてきた。
「どこ行ったのかと思ったよ。あんまり離れるなよ」
「そうだぞ。また変な奴に捕まったらどうするんだ」
「やあ、フレッド、ジョージ」
ハリーが二人に声をかけた。二人は顔を上げ、ハリーを見ると、Aと同じように気の毒そうに眉を下げた。彼がホグズミードに行けないことは、ロンたちから聞いていたようだ。
「おおハリー……かわいそうに。安心しろ。俺達がゾンコの店で素晴らしいお宝を持ってきてやるよ」
「うん、ありがとう。頼むよ」
「いいんだ兄弟、俺達に任せたまえ……さあ行こう。そろそろ出発の時間だ。じゃあなハリー！気を確かにな！」
フレッドとジョージはハリーの肩をとんとんと力強く叩いて励ましたあと元気よく手を振り、Aを引き連れて歩いていった。
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猫 - 愛憎のフィナーレのパスワードを教えてください！ (2023年1月29日 22時) (
レス) id: dd386e9727 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - アイスさん» 前作からありがとうございます〜！そうですね〜〜！！早くシリウスとも絡ませたいなって思ってます🥰更新頑張ります！ありがとうございます〜💓💓 (2022年1月5日 21時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
アイス - (下の文章の続きです)ちなみに、私はシリウスとウィータさんがどうなるか気になりますね。あ、恋愛的な意味じゃないですよ？シリウスと似た環境にあるウィータさんをシリウスはどう思うのかな？と気になってます。更新、待ってます！ (2022年1月5日 21時) (レス) @page29 id: 645b322652 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 前作の愛憎のフィナーレから読んでます！鵲さんは小説を書くのが上手ですね！なんか読んでいてもっと読みたくなります。毎日、更新されたか確認してます(苦笑）とっても応援してますよ。頑張って下さいね！ (2022年1月5日 21時) (レス) @page29 id: 645b322652 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 犬好きさん» わー！！前作も！！ありがとうございます！！😭🙏💖嬉しいですー！！！！！更新がんばります！！！！ (2022年1月5日 1時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2021年12月24日 2時
