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「『穢れた血』の連中がまだ荷物をまとめてないのにはまったく驚くねぇ」
マルフォイはまだしゃべり続けていた。
「次のは死ぬ。金貨で五ガリオン賭けてもいい。グレンジャーとキャンベルじゃなかったのは残念だ……」
その時、終業のベルが鳴った。マルフォイの最後の言葉を聞いたとき、ロンが椅子から勢いよく立ち上がってマルフォイに近づこうとしていたが、みんなが大急ぎで鞄や本をかき集める騒ぎの中で、誰にも気づかれずにすんだからだ。
「やらせてくれ」
ハリーとディーンがロンの腕をつかんで引き止めているのをAは見た。
「かまうもんか。杖なんかいらない。素手でやっつけてやる──」
「急ぎたまえ。薬草学のクラスに引率していかねばならん」
スネイプが先頭から生徒の頭越しに怒鳴った。みんなぞろぞろと二列になって移動した。
薬草学のクラスは、沈んだ雰囲気だった。仲間が三人も欠けているのだ。ハッフルパフのジャスティンと、グリフィンドールのハーマイオニー、オリヴィアだ。 スプラウト先生はみんなに手作業をさせた。
Aが作業をしているとき、近くのアーニー・マクミランが、ハリーに話しかけるのを見た。
「ハリー、僕は君を一度でも疑ったことを、申し訳なく思っています。君はハーマイオニー・グレンジャーをけっして襲ったりしない。僕がいままで言ったことをお詫びします。僕たちはいま、みんなおんなじ運命にあるんだ。だから──」
アーニーは、丸々太った手をハリーに差し出した。ハリーとアーニーが握手をした。その直後、はアーニーはAをちらりと見て、 目が合うと小さく悲鳴を上げた。
Aは眉を下げて俯くと、ハリーたちから離れ、クラスの隅っこの方で作業をし始めた。
アーニーとその友人のハンナは、ハリーとロンの剪定していた無花果を、一緒に刈り込むためにやってきた。
「やっぱり噂通り、A・ウィータが犯人だと思うんだ」
アーニーは刈った小枝を折りながら言った。
「ハリー、君は、ウィータだと思うかい？」
「いや」
ハリーがあんまりきっぱり言ったので、アーニーもハンナも目を見張った。
「みんなAを疑ってるけど、違うと思うよ。ジャスティンが襲われた現場にたどり着くまでの間、僕と一緒にいたんだもの」
しかし、アーニーとハンナは納得が行かないというような顔をしていた。
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鵲(プロフ) - あいさん» わー！！ありがとうございますーー！！😭😭💓 (2021年12月12日 20時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - このお話大好きです！応援してます！ (2021年12月12日 4時) (レス) id: fc16481cf6 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - みゆさん» わー！！！前作から！！ありがとうございます！！😭😭😭💖💖嬉しいです、、！！！！更新頑張りますーー！！！！ (2021年12月10日 0時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 前作の方から知って、この作品も楽しませていただいています！鵲さんの書き方すごく好きです。これからも楽しみに待ってます！頑張ってください💪 (2021年12月9日 8時) (レス) @page22 id: c8945715f5 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - ぺでぃさん» はじめまして！わわわわ！！前作もみてくださりありがとうございます😭😭嬉しいです！！ありがとうございますーー！！更新頑張ります！！ (2021年12月8日 23時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2021年10月31日 19時
