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悪戯ばかりをして皆を困らせているフレッドとジョージだが、それはむしろ、ホグワーツでの生活に彩りを添えているに過ぎなかった。
彼らを面白いやつだと気に入っている生徒は、グリフィンドール生だけではない。二人は、4月1日の朝、たくさんの生徒に祝福されながら大広間に顔を出した。
「フレッド、ジョージ、誕生日おめでとう！！」
「おめでとう！！」
「おお、ありがとう！」
「さんきゅー、さんきゅー」
満更でもなさそうにニヤニヤしながら、人混みをかき分けて、フレッドとジョージはグリフィンドールの席にたどり着いた。キョロキョロとあたりを見回したあと、近くで本を読んでいたハーマイオニーを、二人はちらりと見た。
「ハーマイオニー」
「フレッド、ジョージ。誕生日おめでとう」
「さんきゅー、なあ、A知らないか？」
「まだ部屋だと思うわ」
ハーマイオニーの言葉に、二人はキョトンとした。Aがこんな時間まで大広間に顔を出さないことなど、ほとんど見たことがないのだ。
二人の表情から考えを汲み取ったのか、ハーマイオニーは少し微笑んだ。
「彼女、昨日夜遅くまで起きてたの。あなたたちの誕生日を祝えるのが嬉しくて、眠れなかったみたい」
─────
「本当にごめん！」
朝食を終えた生徒たちで賑わう談話室に、Aの焦る声が響き渡る。心底申し訳なさそうに二人に頭を下げているのは、無論、寝坊したAだ。
「わ、私、お、起きたら、こ、こんな、時間……経ってると、お、思わなくて」
にこりともしない二人をチラチラと見ながら、Aが必死に伝えた。二人は腕を組み、じっとAを見つめていた。Aの言葉を聞いた二人が大きなため息を吐くと、Aはとうとう涙目になった。
「ご、ごめん……ごめんな、お、怒ってるか？ごめん……」
「別に怒ってないよ」
「お、怒ってる」
あたふたするAをそれでも見つめたままの二人は、いつもと少し雰囲気が違う。
「別に構わないさ。気にしなくていい。Aにとって、俺達の誕生日はそれほどのものだったってだけの話だからな……」
「ち、ちがっ……」
「おい、フレッド、ジョージ」
様子を見ていたリーが呆れたように二人を見つめた。
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鵲(プロフ) - あいさん» わー！！ありがとうございますーー！！😭😭💓 (2021年12月12日 20時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - このお話大好きです！応援してます！ (2021年12月12日 4時) (レス) id: fc16481cf6 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - みゆさん» わー！！！前作から！！ありがとうございます！！😭😭😭💖💖嬉しいです、、！！！！更新頑張りますーー！！！！ (2021年12月10日 0時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 前作の方から知って、この作品も楽しませていただいています！鵲さんの書き方すごく好きです。これからも楽しみに待ってます！頑張ってください💪 (2021年12月9日 8時) (レス) @page22 id: c8945715f5 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - ぺでぃさん» はじめまして！わわわわ！！前作もみてくださりありがとうございます😭😭嬉しいです！！ありがとうございますーー！！更新頑張ります！！ (2021年12月8日 23時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2021年10月31日 19時
