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「俺が朝食取ってきてやるよ。A、フレッドのことよろしく」
ジョージがそう言いながら、一瞬フレッドを呆れたように見つめ、それから笑って部屋を出ていった。フレッドはバツの悪そうに頭を掻いた。
Aはあたふたしつつもフレッドをいそいそベッドに横にさせ、部屋のあたりをきょろきょろした。近くの棚からタオルを取り出し、またフレッドの方へ戻って来た。
「フレッド、タオル、濡らしてくる」
「んー、いいよ、別に、そんなもんなくても」
「でも、フレッド、熱あるんだぞ！」
「A、もっとこっち来て」
フレッドがAを手招きした。Aが首を傾げてフレッドの方に寄った。
「フレッド、大丈夫か？頭痛いか？」
「いや、大丈夫」
「どうしたんだ？何かほしいものあるか？」
人を看病したことなどないAが懸命にフレッドに聞くのを見て、フレッドは少し微笑んだ。それからAの手をぐいっと掴み、ベッドに引きずり込んだ。
「わっ！ふ、フレッド？」
「ん……」
「フレッド、体、熱い……」
ぎゅっとフレッドに抱きしめられたことで、いつもより高い体温を感じたAが呟いた。フレッドはンーと唸ったあと、Aの肩に顔を埋めた。
「フレッド、大丈夫か？辛いのか？」
「Aが近くにいるから平気だよ」
フレッドはゆっくりAの頬に口付けた。
それから耳元に唇を移動させた。熱があるせいか、少し息が荒い。耳元に吹きかかる熱い吐息に、Aが少し体を揺らした。
しかし、こんな時にすら耳の感覚に反応するのは場違いだと思ったのか、Aは一生懸命声を堪らえようと体をこわばらせた。
「ん、……A……どうかしたか？」
「え、あっ、う、ううん、なにもないよ」
フレッドの問いに慌てて返事をしつつ、Aは俯いた。
その間にも、フレッドはまたAの耳元で息を吐く。
「っ……あ、ッ……ふ、ぅ、っ」
「A？大丈夫か？」
「んっ、う、ん、なんでもない、んだ……っ」
ふるふると肩を震わせるAに、フレッドは少しいたずらっぽく笑い、「そっか」と呟くと、今度は耳に舌を這わせた。
「ひゃッ……！あ、フレッドっ、わ、わざと、してるっ」
「うん、そうだよ」
「フレッド、それ、やめっ、てくれ……っ」
フレッドのいつもより熱い舌で耳を舐めあげられる感覚に、Aがぎゅっと目をつむった。
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鵲(プロフ) - あいさん» わー！！ありがとうございますーー！！😭😭💓 (2021年12月12日 20時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - このお話大好きです！応援してます！ (2021年12月12日 4時) (レス) id: fc16481cf6 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - みゆさん» わー！！！前作から！！ありがとうございます！！😭😭😭💖💖嬉しいです、、！！！！更新頑張りますーー！！！！ (2021年12月10日 0時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 前作の方から知って、この作品も楽しませていただいています！鵲さんの書き方すごく好きです。これからも楽しみに待ってます！頑張ってください💪 (2021年12月9日 8時) (レス) @page22 id: c8945715f5 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - ぺでぃさん» はじめまして！わわわわ！！前作もみてくださりありがとうございます😭😭嬉しいです！！ありがとうございますーー！！更新頑張ります！！ (2021年12月8日 23時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2021年10月31日 19時
