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「二人とも、看病してくれてありがとう」
それから数日後、Aの具合がすっかり良くなった日の朝、Aは二人に礼を言った。
「ああ、風邪で弱ってるAも可愛かったから気にしなくていいぜ」
「むしろいいものが見れて良かったよ」
二人がニヤッとしながらそう言うので、Aは少し頬を赤く染めた。
「そろそろ朝食の時間だな」
フレッドが時計をちらっと見ながら言った。
「さ、行くぞ、A──」
「フレッド！？」
その時、フレッドが体をぐらつかせて、Aのほうにもたれかかってきた。Aが慌ててフレッドの体を支えようと力いっぱいに腕を出したが、バランスを崩して、フレッドごと後ろのベッドにどすんと倒れた。
「ごめんA、ちょっとバランス崩した……大丈夫か？」
フレッドがなんともないようにへらっとして起き上がり、Aを見たが、Aはじっとフレッドを見つめ、それからフレッドの額に手のひらで触れた。
「フレッド、熱があるじゃないか！」
「俺は平熱が高い方なんだ」
「嘘つきだ！」
Aはむっとしながら起き上がった。
「私のせいだ……ごめんな、フレッド…」
「Aのせいじゃないよ」
フレッドは申し訳なさそうに眉を下げるAの頭をなでながら微笑んだ。
「そうだぞ。こいつがAを無視してキスしたせいだ」
「お前だってしたじゃないか」
ジョージを見ながら、フレッドが面倒臭そうに言った。Aはジョージを見て不安そうに聞いた。
「ジョージは平気か？」
「ああ。ピンピンだよ」
ジョージはフレッドを見つめながら苦笑し、肩をすくめてAに言った。フレッドがゆっくり体を起こしたのを見て、Aが慌てて引き止めた。
「フレッド！無理しちゃだめだ！」
「平気だよ。そんな酷くないし」
「身体がよろけるほどなのに、酷くないわけないだろ」
Aはフレッドの背中を押し、ベッドの方に連れて行った。
「今度は私が看病する番だ」
「俺のことはいいから、朝食に行ってこいよ」
「よくない！」
Aが憤慨した。
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鵲(プロフ) - あいさん» わー！！ありがとうございますーー！！😭😭💓 (2021年12月12日 20時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - このお話大好きです！応援してます！ (2021年12月12日 4時) (レス) id: fc16481cf6 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - みゆさん» わー！！！前作から！！ありがとうございます！！😭😭😭💖💖嬉しいです、、！！！！更新頑張りますーー！！！！ (2021年12月10日 0時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 前作の方から知って、この作品も楽しませていただいています！鵲さんの書き方すごく好きです。これからも楽しみに待ってます！頑張ってください💪 (2021年12月9日 8時) (レス) @page22 id: c8945715f5 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - ぺでぃさん» はじめまして！わわわわ！！前作もみてくださりありがとうございます😭😭嬉しいです！！ありがとうございますーー！！更新頑張ります！！ (2021年12月8日 23時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2021年10月31日 19時
