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「でも、本当にそうなのかなぁ」
ロンは遠くのAを見つめながら言った。今は、湖のほとりに座って、双子やリーと話をしている。
「僕達の家はウィータ家やマルフォイ家の連中から“血を裏切る者”って呼ばれてるんだ。奴らは、マグル生まれの次に僕達が気に入らないんだ。でもAは──ほら。フレッドやジョージと仲良くしてるだろ？二人とも僕の兄貴だぜ？」
オリヴィアは顔を上げて、またAたちを見た。
フレッドが杖を振って飛ばした花火を見ながら笑っているAは、本当に楽しそうだ。
「“穢れた血”よりはマシなのよ、きっと！」
オリヴィアはネガティブにそう言うと、また膝に顔を埋めた。ロンはお手上げだと言うように肩をすくめると、またごろんと木陰に寝転がった。
その時、ずっと黙って考え込んでいたハリーが、突然立ち上がった。
「どこに行くんだい？」
ロンが眠たそうに聞いた。
「いま、気づいたことがあるんだ」
ハリーの顔は真っ青だった。
「すぐ、ハグリッドに会いにいかなくちゃ」
ハーマイオニーとロンが立ち上がった。
「どうして？」
ハリーに追いつこうと、オリヴィアの手を引っ張り、息を切らしながらハーマイオニーが聞いた。
「おかしいと思わないか？」
草の茂った斜面をよじ登りながらハリーが言った。
「ハグリッドはドラゴンが欲しくてたまらなかった。でも、いきなり見ず知らずの人間が、たまたまドラゴンの卵をポケットに入れて現れるかい 魔法界の法律で禁止されているのに、ドラゴンの卵を持ってうろついている人がざらにいるかい？ ハグリッドにたまたま出会ったなんて、話がうますぎると思わないか？ どうしていままで気づかなかったんだろう」
「何が言いたいんだい？」
ロンが聞いたが、ハリーは答えもせずに、校庭を横切って森へと全力疾走した。
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鵲(プロフ) - 貴戸藍樂_きど あいらくさん» ありがとうございます〜！！エヘ…可愛く書けてたらよかったです❤❤これからも応援よろしくお願いしますーー！！ (2021年10月9日 20時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
貴戸藍樂_きど あいらく(プロフ) - 続編おめでとうございます！！撫でられた時の感覚が違うって...かわいすぎやしませんか()可愛らしい絡みの中にある厳しいお母さんもまた最高です...！更新お疲れ様です！ (2021年10月9日 19時) (レス) id: 1c72b51fe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2021年10月9日 18時
