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包囲戦マルチ : グルッペンside ページ18

決行。
俺はヘリから初動を伺う
脳内でAがたてた作戦を思い出しながら



–まず、シャオさんが今どれほどのパワーを持っているかは誰もわからない。だから人のいない場所に誘導する必要がある–


しんぺい神が丘の上から戦車で音弾を打ち上げる
その音に気づいたのか、シャオロンはゆっくりとそちらへ向かう
そこを横切るのはロボロとコネシマだ


コネ「オラオラァ!こいよォ!!…オイロボロちっさすぎてシャオさんの視界に入ってへんとちゃうか!?」

ロボ「やかましいわ!!」



–そのまま誘導を続けて、魔法円の要素を描くんだ。描くためにはシャオさんを模様のキーとなるところに留める時間が必要だ…瘴気を残させる、そして少しずつ弱らせる–


エミ「いいですか、二人共、振り落とされないでくださいね!後ろとサイドカーの両方に人乗せてバイク走らせるなんて私やったことないですから!」

トン「やったことなくてもやるんだよおうあくしろよ」

オス「アッーーー!!サイドカー怖!!絶対落ちるやんこれ!!」

鬱「あー、エミさん、あと100メートル北西や」

エミ「了解」


魔法円の形を覚えさせられた大先生が城の物見櫓から指示を出す
大先生の記憶力が試されるわけだ
そして俺は、そのポイントに物資を供給
魔法円は巨大であり、空からの供給が最も早い
撃墜されれば計画は破綻する、重要ポジションだ


グル「落とすぞ…アッ!!少しズレた!!」

トン「大丈夫や、カバーする」


サイドカーに積まれた加速エンジンを背負い、超スピードで駆けるトン氏はまるでE◯Fのフェンサーだ
落とすのはスタン罠と、魔法円の要素を描くための画材
オスマン先生が魔法円を描き、トン氏がスタン罠をかける


コネ「うおおおおお!!来たぞおおおお!!!!」

ロボ「コネシマ前!!そのままだと罠踏むぞ!!」

コネ「ああああ危ねええええ!!!!」


ひと「フォースの力を魅せてやる」


罠にかかったシャオロンを迎撃するのはひとらん
普段より楽しそうに見えるのは俺だけか



–要素を繋いだ円を描けば、シャオさんは円範囲から出られなくなる–


鬱「次!北東に120!」

オス「あっシャオロンこっち来てる」

エミ「俺のハンドルさばき舐めんなよ!」


四方八方に粘着爆弾を投げて気を逸らそうとするボマーミール
ハンドルさばき全然関係ねえ()
その様子を見かねたしんぺい神が音弾を鳴らして援護する


なんだ、俺達、ちゃんと協力できるじゃん

撒き散らす : グルッペンside→←犠牲と胡乱 : グルッペンside



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作成日時:2018年2月8日 13時

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