【wrwrd!】オレ、天使。3 【男主】 (ページ2)

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科学は全てを？: 鬱side ページ2

つい先日から、俺に新しい仕事が増えた
なんでも俺らの国に有名な科学者が来ましたと
これをグルッペンが見逃すはずもなく、仮契約で科学的技術の指導をしてもらうことになった

それで
その技術指導は実践しないと理解に手間がかかるらしいのだが、その実験は率直に言ってかなり危険である
まぁ、そういうのは大体俺に回ってくるってわけだ

あ、そういえばだけどくだんの電気椅子には既に座りました
あれで拷問ってやばいねグルちゃんよく耐えたわ
アイツ嬉々として「これで大先生のダイエット企画ができるな！」なんて言っててな、全力で逃げたけど

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鬱「そんで今日は爆発実験なんですか…」

く「そうそう！今回のはですね、まずこのニトログリセリンとねぇ…」

…爆弾か？俺は生きて帰れるのだろうか？

「やばそうだったらすぐに助けるよォ」

鬱「Aまでこんなことに手を貸すようになってしまって…僕は辛いよ…」

「我国の発展の為だ！！！ってグルさんが言ってたから…乗せられちゃった」

鬱「ホンマあいつな…で、先生、今回のはどれくらいの規模なんです？」

く「うーん…おそらく今の感じでいくとマンション三つくらいは飛ばせそうだよねぇ」

鬱「総員退避！！！！！総員退避ィ！！！！！」

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城内でやるのは危ないってことで草原に来ました
理由は簡単で、実験後の消火のためにAが雨雲を作ってくれるから

く「じゃあやってみよう、鬱くん、これ押して」

そういって渡されたのがいかにも怪しげなスイッチ

鬱「え、俺！？」

く「考えるよりやったほうが早い！押してみよう！」

鬱「ええ…まぁいいや、大丈夫かな…じゃあ押しますよ、さん、に、いち」

押すと同時に鋭い爆発音と刺すような熱気が俺らを覆う
爆弾が置いてあった周囲の大地が抉れ、更にその周囲は焼け焦げ、また更に周囲に業火があった
皆ぽかんと口を開けてその大規模な爆発をその目に映す

く「まぁこんなもんでしょうね」

鬱「そんなさらっと言えるレベルの規模なんすかこれは！！！！」

く「だって核爆弾とかもっとすごいよ？大したことないない」

「科学ってスゴイ…」

く「科学は全てを解決する！さ、消火しよう、Aくん頼むね」

「サーイェッサー！」

Aが消火に向かえば、さっきまで轟々と燃えていた火がみるみる弱まった

く「正直…鬱くんより役に立つね、あのコ」

鬱「…助手にするなんて俺が許しませんよ、先生いつかAに無茶苦茶やらせそうだもん」