【wrwrd!】オレ、天使。【男主】 (ページ4)

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非科学的？ : グルッペンside ページ4

グル「ぺ神？何かわかったか」

ぺ神「ますます謎が深まった…」

トン「神でもわからんとかなんやそれ、たまげたなぁ」

この不思議な血液は採取できるのだろうか…とか言いながら、ぺ神は注射器を彼の白い腕に刺す

トン「血液が不思議ってどういうことや、全く意味がわからん」

グル「その血、どうするつもりだ。俺にも見せろ」

ぺ神「わかったわかった、しかし俺もまだ何がどうなってるかわからんから慎重にね。」

そう言ってぺ神は医務室の奥にある特殊顕微鏡を持ってくる
この顕微鏡は対象物の分子構造まで見れる優れものだ

…ん？何故血液の分子構造を確認する必要があるんだ。
血液の分子構造なんて自明であるはず…

ぺ神「……………」

グル「…おい俺にも見せろ」

ぺ神「…この人少なくとも地球上の生物じゃないね？こんな分子構造見たことない」

トントンと一緒に顕微鏡を覗き込み、二人揃って絶句
地球上の生物ではない、では何だ？
宇宙から来たか？異世界か？
超現実的な思考を巡らすのが苦手なのはトン氏もぺ神も同じなようで。
三人で唖然とした表情を浮かべる。

エミ「何があったんですか三人とも、能面のような顔をして」

全「「「エーミール！！！」」」

グル「ちょうどいいところに来た、今我々の目の前で非常に不可思議な現象が起こってるのだが」

トン「この人この人！どうやら人間でないらしいんやけど」

エミ「……！！！」

そりゃあエーミールも驚くだろう
いくら教授(無職)であるといっても、見たことがないものには対応出来ないはず…

エミ「……天使？」

ふむ、エーミールがそんな非科学的非合理的な考え方をするほど突飛な存在であるということか…

「その通り！！！！だいせいかーい！！！！」

直後、唇に柔らかい感触

しばらく経って、それがたったいま聞こえた声の主の唇である、ということを理解する

トン「グ、グ、グ、グルサン？？？？？」

ペ神「えええwwwwwするなら俺にしてくれればええのにwwww」

そうだ、俺はキスされたのだ
この得体の知れない生命体に

「あー、ごめんねェ？びっくりさせちゃった、でもこうしないと起き上がれない気がしたから仕方ないね。いやぁ、いつ正解が出るかなぁってドキドキしてたよォ」

そんなことを言ってへらりと笑う

そしてまだ整理できていない自分の思考回路にさらなる情報

「オレ、天使。きみ達の国の守護天使さ」