【wrwrd!】オレ、天使。【男主】 (ページ23)

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ゾムゾムプレート : ゾムside ページ23

その後広間には続々メンバーが集まってきた
皆他愛もない話を広げていると、食事が運ばれて来た
今日はビュッフェ形式だ

ゾム「待っててな、A、とってきたるわ」

「ほんとォ？じゃあお言葉に甘えて」

その言葉を聞くや否やすぐに盛り付けに向かい
これで完璧、と言わんばかりの量の料理をメンバーに見せる
顔面蒼白のやつもいれば笑いをこらえているやつもいる
…ほんとここの幹部は十人十色やな

ゾム「はーい♡こちら季節のゾムゾムプレートになりまぁす♡」

全「wwwwwwww」

ロボ「ネーミングセンス悪っwwwwww」

コネ「あかんゾムゾムパンツレスリング思い出してしもたwwww」

エミ「あぁ…忌まわしい過去の記憶が…」

トン「エーミールも食べたもんなぁ、これ。懐かしいわ…」

対する本人はというと…
嬉しそうに皿の上の料理を見ている、そう、大層嬉しそうに。

「すごい！美味しそう！！こんなに食べきれるかなァ？？」

ゾム「ほらほら、遠慮せんでええよ」

「やったァ！」

グル「そんじゃ、Aの守護天使就任を祝って」

全「乾杯！」

「美味しい！これはなんて言うの？」

ゾム「それオムライスな」

「オムライス！じゃあこれとこれは？」

ゾム「夏野菜カレー、冷やし中華」

コネ「どんな盛り付けしたらそんな組み合わせになんねん…」

…怒涛の勢いで食ってる
俺並みのブラックホール胃袋かもしれん、こいつ

ゾム「…腹一杯にならへんの？」

「まだ食べれる、だって美味しいんだもん」

…ちょっとだけ残念だ、
しかし幸せそうに食べる姿も嫌いではないのでAの食べる様子を見つつ、さり気なくエーミールの皿に料理を追加しておいた
と、ここでグルッペンとオスマンが手招きをする

オス「Aくん、こっち来てこれ食べん？ショートケーキ、甘くて美味しいめう」

グル「ドーナツもクッキーもあるぞ」

「食べたい！ゾムくん、いってもいい？」

ゾム「じゃあ俺も一緒に行こ」

エミ「…あ！！！いつの間に俺の皿に！？！？」

ロボ「…俺も手伝ったるよ」

オス「はい、どーぞ。これ俺がつくったんやで」

「ありがとう！……おいしい！甘い…めう？」

オス「！！！…よかっためう♡」

とっさに隣のAを見てしまった
オスマン以外に"めう"が似合う男なんていないと思ってたが、これは破格級
周りを見渡すと…どうやら全員同じことを考えているようだ

オスマンもかなり嬉しそう
クソ、ちょっと悔しいぞ