広報です. (ページ3)

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《いつだって》ページ3

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『侍ジャパンに招集されました』

「存じ上げております」

『明日から移動です』

「え？うん」

『つきさんも帯同しますよね？』

「一応… 」

『うち …… 』

「うち？」

『今夜ってその空いてたりって …… 』

「はい、わかった行きます荷造り終わって無さそうだし」

可愛い選手のためなら荷造りだってお手伝いするし
しばらくお家空けるならお掃除もしとく？な気持ち
一応わたしは広報だったよねお世話係とかだっけ
と思いつつ…

『じゃ今日のゲーム終わったらまってるんで』

と言ってさっさと居なくなり
自分の仕事も終えとくかとそれぞれやるべき事へ

そんなこんなであっという間に1日が終わり
車に乗せられ自分のお家に詰めてあったキャリーを取りに行き
野村くんのお家に到着

意外とすぐに詰め終わった荷物
途中で買ってきた食材で簡単に作って食べて
洗い物もさっと終えてソファーでゆっくり

『お風呂一緒にって、だめ？』

先輩達から散々クレームが入ってるよそのタメ口

「入りません早く寝なきゃだよ、先に入っておいで」

『やです』

「狭くなっちゃうから」

理由が狭くなっちゃうからなんてそこじゃないでしょ
と完璧なツッコミを頂きつつ
もう手は引かれ脱衣所だしお風呂は湧いてるしタオルも
準備してあって

用意周到圧巻です負けました

「 … がんばろうね」

後ろから抱きしめられる形で湯船に浸かりながら
プレッシャーにならないかなと心配だけど一言声をかけると

『いつだって』

「ん？」

『いつだってつきさんが居てくれるから頑張れるんで』

「うん」

『見ててください、明日からもちゃんと』

「大丈夫だよちゃんと近くにいるよ」

それくらいしかできないけどねと言ったわたしに
それでじゅうぶんと少し笑って言う野村くん

その後、見事優勝して涙目な野村くん抱きしめられるのは
もう少しだけ先のお話

@doux___0 主にこちらで息をしています

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