15:怒涛 ページ15
ｔｎ ｓｉｄｅ
tn「Aが…、消えた？」
gr「あぁ。」
今さっき、グルッペンからインカムが来た。
どうやらAが………
居なくなったみたいや。
信じたくない、けど嘘ではない事くらい分かっとる。
グルさんはAの事を嫌ってはいるけれど、どんなに嫌っていても嘘は付かない人やから。
gr「……無能が居なくなって清々したな」
と、インカムの向こうからグルッペンが言った。
いつもよりバリトンボイスが低く聞こえた。
普段より単調な声やった。
………清々した？
大事な仲間が行方不明になってもそんな事を言うんか、この人はっ！
tn「…グルッペン。」
無意識に、いつになく低い声が出た。
自分が自分ではないみたいやなぁ。
それくらいに怒っていたんか、俺は。
ああもう、じれったい。
gr「ど、どうしたんだトントン？」
グルッペンは、慌てていた。
tn「自分が何をしたかも分からないんか！」
……グルッペン、あんたにはがっかりだ。
あんたはなぁ、昔っから輝いてた。
初めて会ったときはアホか思うとったけど、長い時間あんたと居て楽しかってん。
言わば、いつでも俺の憧れだった。
せやけどな。
今のあんたなんか、正直言って憧れられない。
Aが来てから変わってもうたなぁ。
Aを虐めて何が楽しいん？
ただAが苦しくなるだけやんけ。
tn「とにかく俺はAを探す。」
「見損なったよ、総統サン」
嗚呼、Aもこう言う気持ちやったんか。
ほんまに取り返しの付かないことをしてたんやな。
今さら気づいたって遅いのに。
そんな事を考えながら、俺は城下町に向かっていった。
城になんかもう戻らん。
自分の手で探して、見つけ出す。
必ず見つけ出すから。
それまで待っといてぇな、A。
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三ッ天(プロフ) - ゆきなさん» まだそういう細かい部分は決めていませんが、出来れば有能でやりきりたいな〜と思ってます。あくまでも思っているだけなので、今後どうなるかはまだあやふやですね。紛らわしくてすみません() (2020年1月4日 22時) (
レス) id: 103586ae82 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな - あの答えられない質問ならいいですが夢主は本当は有能ですか? (2020年1月4日 16時) (レス) id: 92cea730a2 (このIDを非表示/違反報告)
三ッ天(プロフ) - テイルさん» いやいや、全然大丈夫ですよ！むしろ私の方がふざけている気がs((( (2020年1月3日 13時) (レス) id: 103586ae82 (このIDを非表示/違反報告)
三ッ天(プロフ) - マヨネーズさん» 私も転生系の小説、好きですよ！今度書いてみようかな……ﾎﾞｿｯ (2020年1月3日 13時) (レス) id: 103586ae82 (このIDを非表示/違反報告)
テイル - 馬鹿って言ったやつ！！！お前の方がバーカ！！よし、来世でまた会おう((キラン またまたふざけましたすみません (2020年1月3日 4時) (レス) id: c7122b4891 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三ッ天 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/52f4de7fc61/
作成日時：2019年12月24日 10時
