11:変遷 ページ11
Aｓｉｄｅ
??「……馬鹿か、お前は。」
その時隣の部屋から知らない人の声が聞こえて来た。
凄く小さな声だったので、馬鹿の所しか聞き取れなかったが。
幸いトントン達には聞こえていない様だ。
きっと私に向けて言ったんだろうな、あの声は。
本当にその通りだ。言葉一つで踊らされて、人生狂わされて、誰を信じればいいか分からなくなって。
今の私、惨めだなぁ。
惨めだと思いたくなくて目線を床から上に上げた。
色々考えたせいか、思考がはっきりとしてきた。
いつの間にか二人は言い争いを始めていた様だった。
ut「トンち、無能の仲間やったんか。ガッカリやわ。」
tn「お前の方こそAの事を無能何てよく言えるなぁ。」
ut「トンちも言ってたやんw」
tn「黙れ。早く俺の前から失せろ。」
二人は全然言い争いを辞める素振りを見せない。
そりゃあ今までトントンはあっちの味方だったから、混乱するだろう。
こっちだって混乱している。
突然敵だった人が味方になったのだから。
だからきっと、内心焦っているのだろう。
でも、私のせいで皆を巻き込みたくない。
A『……もういいよ、トントン。』
tn「でもッ！！」
A『もういいの。それよりも、背中の手当てをしないと。』
トントンは今思い出したかの様にあっ、と声をあげた。
私の背中からはまだ血がポタポタ垂れている。
tn「す、すまん！すっかり忘れてもうてた」
A『大丈夫。保健室行ってくるから』
tn「それじゃあ俺も。」
これで、一旦落ち着いたかな……？
多少無理矢理にはなってしまったけれど、頭を冷やす事も時には大事だし。
それに、こんな事で大事になって欲しくない。
トントンごめんねと心の中で呟いて、私はこの場を後にした。
だが、この時私は一つの失態をしてしまっていた。
この場を切り抜けられた安堵で、大事な事を忘れてしまっていたのだ。
隣の部屋から知らない人の声がしていた事に。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
更新サボってすみませんでした〜！！
インフルかかったんです！(言い訳)
明日から更新頑張るから許して…(。´Д⊂)
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三ッ天(プロフ) - ゆきなさん» まだそういう細かい部分は決めていませんが、出来れば有能でやりきりたいな〜と思ってます。あくまでも思っているだけなので、今後どうなるかはまだあやふやですね。紛らわしくてすみません() (2020年1月4日 22時) (
レス) id: 103586ae82 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな - あの答えられない質問ならいいですが夢主は本当は有能ですか? (2020年1月4日 16時) (レス) id: 92cea730a2 (このIDを非表示/違反報告)
三ッ天(プロフ) - テイルさん» いやいや、全然大丈夫ですよ！むしろ私の方がふざけている気がs((( (2020年1月3日 13時) (レス) id: 103586ae82 (このIDを非表示/違反報告)
三ッ天(プロフ) - マヨネーズさん» 私も転生系の小説、好きですよ！今度書いてみようかな……ﾎﾞｿｯ (2020年1月3日 13時) (レス) id: 103586ae82 (このIDを非表示/違反報告)
テイル - 馬鹿って言ったやつ！！！お前の方がバーカ！！よし、来世でまた会おう((キラン またまたふざけましたすみません (2020年1月3日 4時) (レス) id: c7122b4891 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三ッ天 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/52f4de7fc61/
作成日時：2019年12月24日 10時
