検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:28,860 hit

29 ページ30






慎太郎side




医師「…かなり進行していますね。
この辺り、脳の萎縮が前回よりもかなり進んでいます。」

脳の画像を前回と比較して見せてもらうと、「空洞」の部分が広くなっているのがわかった。

脳が萎縮してる、つまり完全にMCIになったって、ことかな。



医師「進行も、早くなってきているかもしれないです。薬、ちゃんと飲めてますか?」



慎「あ、いえ、たまに飲み忘れたり……」


「ごめんなさい……」



医師「あぁ、いいんですよ。そこまできにしなくて。

ただ、習慣づけて脳を動かすことで、改善に繋がることもありますし、

これからはもう少し、飲んで行けるように頑張って見ましょう。」



慎「ありがとうございました。」



「ありがとうございました〜」




2人並んで桜の揺れる木の下を歩いていく帰り道。



慎「ひろは、これからやりたいこととかある?」


「うーん、しんたろーと、星見に行きたい」



今は慎太郎忙しいから行けないけど、星見に行く約束したもんねって。


だいぶ前の事を、俺も忘れてるようなこと、ちゃんと覚えててくれて、



慎「うん、いこ、ちゃんと。俺休みとるから」



涙が込み上げてきそうになった。


「なんでしんたろそんかに感動してんの?」


置いて行っちゃうよーって先を歩くひろ。



慎「ねぇひろ、そっちじゃないよ。」



「え、なんで家こっちでしょ?

どこ行くつもりなの慎太郎」




慎「どこって家だよ。早く帰んないと樹たち来るよ?」



「樹?あ、じゃあそっちから行く?」




慎「今日のご飯当番でしょ、ひろ」



「あ、そっか、

僕ら今シェアハウスしてるんだったな」









30→←28



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
109人がお気に入り
設定タグ:SixTONES , 男主 , 7人目
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆうか | 作成日時:2021年3月6日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。