【文スト】 気がついたら違う世界の神様になってたとかウケるんですけど 【文豪ストレイドッグス】

ウケる　5 ページ6

「うーん…さっきからロープが生きているみたいだ…」



あれから数十分…
このイケメンとのバトルを行った。

神様特有の不思議な力でロープを目一杯揺らして、なんとかここまで粘った。




『はぁ…はぁ…こわっ、最近のイケメンこわぁ…なんで神社で自 殺行為…』




私はというもの、この力は意外と体力を使うようで、肩で息をしていた。
それにしても困った、

こんなに妨害しているのに、この男の人は全く諦める様子がない。
むしろいろいろな方法で試している。




「そうだ、ロープをこうして…と、よし！これで動かないっと」




そんなこんなでロープががちゴチに固定されてしまった。
もう私の力ではゆらせない。




『わぁぁぁぁぁ！？は、早まらないでくださいイケメンさん！？』




いち、にの、さん、
でロープに首を突っ込もうとしたイケメンさんの



背中に思いっきり抱きついて後ろに引っ張った。


当たり前だが、重力に任された身体は、背中を強く打って地面に寝転んだ。
じんじんと痛む背中をさすり、涙目でイケメンを睨む。




『いった…最近の都会の人は自 殺がはやってるのかな、
神社で自 殺なんていい度胸してる…』



一人でそう呟く
隣で倒れていたイケメンは急に起き上がった。


もう二度と来ないでくれ、と念を送っていると、




「…おや？」




目が、あった気がした。

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