【文スト】 気がついたら違う世界の神様になってたとかウケるんですけど 【文豪ストレイドッグス】

ウケる　23 ページ24

『と、ところで、なんで私は急に連れてこられたんですか？』



ずっと抱いていた疑問を尋ねた。
そうだ、私喫茶店にいたところを無理矢理連れて来られたんだ。




「あぁ、太宰がこの間の事件のことでお前に聞きたいことがあると言っていてな」


「あんれぇ？国木田くん本気にしたの？それは私がただ単にAちゃんに会いたかっただけだよ」




ああ、なるほど。
国木田さん遊ばれたのか、


私がここに来たのは取り越し苦労だったってわけね。





「あの、神様って本当ですの？凄いですわ！ナオミと歳も近そうなのに神様だなんて！」



『へ？そ、そうですよ！谷崎さん…は、ここで、働いているんですか？』



「はい！と言ってもアルバイトですけれど！」



後ろで国木田さんと太宰さんの喧嘩している声が聞こえてくるが、
お構いなしに谷崎さんとお話をした。
ひ、久しぶりの女子トーク…！と心が踊る。




『中島さん…もまだ若いですよね…？アルバイトですか？』


「いや、僕は正社員です！」


『お若いのに…大変ですねぇ…』




そんな世間話で盛り上がる。
そういえば、『武装探偵社』は異能力集団と友達に聞いたが、この人達は何か異能力を持っているのだろうか。


まぁ、神様だから調べればわかるけれど、プライバシーだからやめておこう。




「そういえば、Aちゃん。
ここ最近、若い女性が誘拐される事件が起きているのを知っているかい？」



『誘拐…ですか？…あぁ！猫達が言ってましたね』



そう答えると、「…猫？」と隣で中島さんが不思議そうに呟いた。
あ、そっか、人前に出るときはなるべく猫耳隠してるから…

今も隠していたんだった。




『私、猫と話せるんですよ。ほら、猫耳生えてますし』



ぴょこん、と頭から猫耳をだした。

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