5歳差だけど (ページ5)

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第5話ページ5

エイジside

練習室に到着し、みんなと挨拶を交わす

ユイト「おはようエイジ！」
タイチ「お、エイジ〜おはよ！」

「……。」

タイチ「…エイジ…？おーいエイジ！」

「えっ！？あ、おはよう。」

タイチ「なんだよそんなびっくりして」
ユイト「どうしたの？」

「あ、いや……なんでもない！練習始めよ。」

2人に不思議がられながら、ダンスレッスンが始まる

(「よし、一旦忘れよう。集中集中」)

……でも

タイチ「おいエイジ！集中しろよ！」
ユイト「どしたの？大丈夫？」

無意識の内に彼女のことを考えていて

フリを間違えたり、ぼーっとしていたり

いつものように踊れていなかったのだ

「あ、ご、ごめん。」

ユイト「休憩する、？」

「うん、そーする…」

練習にならないからということでレッスンを中断

ユイト「で？どーしたの？」

「え？」

タイチ「え？じゃないよ。なんかあったんでしょ？」
ユイト「一応俺ら長い付き合いだし、話聞くよ！」

「いや…でも…ぃや……」

タイチ「もぅ！！心配かけたくないとか迷惑かけたくないから言うの躊躇ってるんでしょ。悪い癖だぞ！」
ユイト「俺らじゃ頼りない？」

2人とは自分が中学生の時にトラ○ロで知り合って仲良くなった

東京合宿で離れ離れになり、また再会した

2人のことは大好きだし尊敬してるし信頼もしてる

でも、この感情がなんなのかもよく分からないし

話していいのだろうか……

タイチ「エイジが話すまでレッスン再開しないからな！！」

「…え！？…………分かった…話すよ」

そして今日あったこと全部話した

ユイト&タイチ「なるほどね…」

「なんかずっと…モヤモヤしてて…集中できないんだ…」

ユイト「エイジって今まで彼女とか好きな人とかいたことある？」

「…いやいないけど……」

なんでそんな恥ずかしい事言わなきゃいけないんだと

思っていたら

2人が顔を見合ってニヤニヤしている

なんだこの空気…

タイチ「エイジ。それさ、その人の事好きになったんじゃない？笑」
ユイト「一目惚れってやつ？笑」

「…………………………え？」