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バッドエンド一紀編…Part3 ページ32

狼…水姫。
兎…蒼桗。
虎…一紀。
猫…慎。
梟…莢扉。
狐…春翔。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

もし、ここに隠し通路がなかったら…

もし、ここにいる敵がが全員でなかったら…

もし、ここのパソコンが生きているのなら…

もし、









ここにボスがいなかったら…







全てのifに理由がついた。



虎(あぁ、俺はなんて馬鹿なんだろうか…)



瞬きをすれば視覚から入ってくる現状。
結構な時間を模していたようだ。



虎「狐すまん。もういいぞ。現状は?」

狐「!!…敵をなるべく一箇所にまとまるよう俺が誘導。梟が動き回り敵を撹乱。そこに爆弾や、弾の雨を降らし、少しずつ確実に量を減らしていった。あぶれてきた者や、虎を狙ったものは俺がやった」

虎「わかった。 さんきゅ。梟を連れ戻してこい」

狐「敵は?」

虎「減らしながらだ」

狐「はーい」



返事をしながらかけていく狐。その背中を援護しながら送り届ける。
早く早くと焦る心を落ち着かせ、地上組の無事を祈る。

何十分も経ったような気がした。だが実際はほんの15分程度。こちらに背を向け、敵の頭を狙いながら戻ってくる2人。
援護をしつつ物陰に隠れ、また先の攻防戦を繰り広げる。

違うのは人の数だけ。先よりも明らかに数が少なくなっていた、それでも三分の一程度か…わかりやすい。



虎「おかえり」

梟「…遅い」

虎「すまんすまん、でも楽しかっただろ?」

梟「……まぁ」

虎(その集中すると話せなくなるやつなんとかならないかなぁ笑笑)

狐「んで?まとめは?」

虎「あぁ…。その前に狐」

狐「ん?」

虎「本当に、パソコンは壊れていたのか?」

狐「あーうん。火花は散っていたし、本体、画面、コード、全てボロボロだった」

虎「ん…
結果から言うとボスはここにはいない。
隠し通路はあるようだが、それは部下用のだろう。ボスは他の部屋にでもあると思う。或いは出入口か…。こんなところにあったら、上に上がるまでに爆弾でも使われて生き埋め。そんな危険を冒すことはしないだろう。

あと恐らく部下は…いや、仲間は他にもいる。これは、“パソコンが生きているのなら”という事にも繋がっているが、他の階にも仲間がいて地上組は足止めを食らっているだろう。多分こっちよりも多いのがな。

パソコンに関しては他の部屋から動かしているんだよ。通信機が使えないのがいい証拠だ。電波を送るのではなく直接介入しているんだ…

梟「…そんな」

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あげのり(プロフ) - はるかぜさん» 見ててくれたんだね!!ありがとう (2019年5月21日 22時) (レス) id: 811184b721 (このIDを非表示/違反報告)
あげのり(プロフ) - はるかぜさん» なる早で頑張るぉ!! (2019年5月21日 22時) (レス) id: 811184b721 (このIDを非表示/違反報告)
はるかぜ - to be continued…!してくれないかなーん true endでhappy end ……期待してても良いですか?笑 (2019年5月21日 21時) (レス) id: 321e35c9c5 (このIDを非表示/違反報告)
はるかぜ - 読むの遅れた〜!ごめんねぇ。完結おめでとー!!お疲れさま! (2019年5月21日 21時) (レス) id: 321e35c9c5 (このIDを非表示/違反報告)
あげのり(プロフ) - はるかぜさん» おう! (2018年10月26日 23時) (レス) id: 811184b721 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あげのり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/raimu2/  
作成日時:2017年12月30日 22時

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