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バッドエンド慎編…part6 ページ27

狼…水姫。兎…蒼桗。虎…一紀。猫…慎。梟…莢扉。狐…春翔。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

狼「んじゃそいつらの場所、吐いてくんねぇかな」




そう言う狼と、2人の口を塞ぎ、首筋ナイフを当てがう猫と兎。
通信機などは見当たらないようでこちらの行動が向こう側へ伝わることはなかった。




猫「あいつらと違ってお前らは素直そうじゃないか。ほら早く吐いてくれ。時間がない」

兎「なんなら〜、ここで生と死の狭間を行き来させてもいいんだよ?」




そう言いながら徐々にナイフが首筋にめり込んでいく。血液の量が時間とともに増していき相手の顔にも焦りの色が見える。





「そ、そんなの言うわけないだろ」

「そうだ。俺らはここに忠誠を誓ってんだよ」

狼「そうか…、ならば仕方ないよなぁ」





数分後場所の移動をし、相手を拘束し、意識を飛ばして戻してを繰り返していた。
殴ったり。絞めたり。焼いたり。折ったり。剥がしたり、外したり。
致命傷に至らないものを何回も何回も…。流石にこれには屈するわけで。





「こ、この下の、宝物庫の隠し扉だ!!あそこに捉えて拷問している!
さぁ言っただろう!?後輩を、俺を解放してくれ!」

「ふぇんふぁぃ…。ぅう、も、こぉひてくぁさぃ」





猫「あぁ、そうだったな。解放してやろう…」




その言葉とともに飛ぶ血飛沫と頭。




猫「痛みからの解放を…」




その場に残されたのは血まみれの猫と、二つの死骸。
ほか2人は出来るだけ敵の数を減らしに行った。



バレないようにのはずなのだが。




{たった今新たに、侵入者に名を捕獲。残りを探し出せ。尚、拷問で用済みと化したものは処分に回せ}



今、あまり聞きたくはないフレーズが、いくつもいくつも、猫の耳に届く。




猫「何故だ?何故見つかった?用済みとは一体…?良くて五体満足ではない状態。悪くて死か」




重い体を地下三階へと向け、仲間の解放へと向かった。





「何やら向こうの方で死体が見つかったらしい!」

「行くかぁ」





どんどんと遠ざかっていく足音と気配。しばらくしてその一室には猫と8人ぐらいの見張り、捕虜の5人がいた。
1対8。どう考えても猫が不利だった。何人かを相手していれば援軍を呼ばれてしまう。助け出す時間がなくなり捕まってしまうだろう。




猫「これを使うか…」




そこには複数の注射器が仕込まれていた。

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あげのり(プロフ) - はるかぜさん» 見ててくれたんだね!!ありがとう (2019年5月21日 22時) (レス) id: 811184b721 (このIDを非表示/違反報告)
あげのり(プロフ) - はるかぜさん» なる早で頑張るぉ!! (2019年5月21日 22時) (レス) id: 811184b721 (このIDを非表示/違反報告)
はるかぜ - to be continued…!してくれないかなーん true endでhappy end ……期待してても良いですか?笑 (2019年5月21日 21時) (レス) id: 321e35c9c5 (このIDを非表示/違反報告)
はるかぜ - 読むの遅れた〜!ごめんねぇ。完結おめでとー!!お疲れさま! (2019年5月21日 21時) (レス) id: 321e35c9c5 (このIDを非表示/違反報告)
あげのり(プロフ) - はるかぜさん» おう! (2018年10月26日 23時) (レス) id: 811184b721 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あげのり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/raimu2/  
作成日時:2017年12月30日 22時

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