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バッドエンド慎編…part4 ページ25

狼…水姫。兎…蒼桗。虎…一紀。猫…慎。梟…莢扉。狐…春翔。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

二階に上がる手前で銃を構える。猫が感じた気配が正しければ上には4人から6人ぐらい。二桁ではないため、猫でもやれるだろうという寸法。



万が一のため、兎には待機をしてもらい、1人特攻をかける。その際、梟の言いつけの通り少年の目と耳は塞いでいた。



普段はスナイパーライフルでの後方支援だが、前線を張れないわけではない。むしろ特攻組として梟や虎とコンビ又はトリオを組むほどだ。近接時の彼の武器は、ハンドガンと短刀。主に使うのは短刀の二刀流だ。己のしなやかさを生かし、舞うように敵を切り刻む姿は暗殺業界でも好評だ。




猫を中心に敵がどんどんといなくなる。ダンスを踊っているようにも見えるが、最後に出来上がった血でできた花を見れば絵師とも言えるだろう。血をぬぐい、一言「終わった」とだけいう。
待っていた3人が出てくればまた先に進む。それを繰り返すのみだった。




兎「しかしまぁ本当に誰もいなかったな」

猫「たしかに」

狼「怖いねぇ」

少年「…ぅん」




しばらく歩き、散策を続ける4人。ここはどこの階よりも部屋数が多く人が隠れやすい。どこからか敵が出てきてもおかしくはないだろう。




猫「狼…」

狼「わぁってる」

兎「君も狼といてね」

少年「うん」




狼と少年を袋小路にはなっているが、死角でもある通路に避難させ、猫と兎がそこを守る形に入った。何秒か、はたまた何分かした時に事は起こった。
空気を切る音とやってきたのは矢だ。
矢は猫の頬をかすめ、壁に突き刺さった。




猫「遠距離か…。兎」

兎「んー」




猫の言いたいことを汲み取り、即座に走り出す兎。その名の通り、脱兎の如く素早く走り抜く。
大抵の敵は、これに翻弄され手出しが出来なくなるが、今回は違うらしい。真っ直ぐと、猫を捉えていた。




猫「ッチ。めんどくさいな」




そう呟きながらもどこか楽しそうで、取り出したスコープから覗く目はギラギラして獲物を見つけた獣のよう。
動き出した敵を見事に捉え、脳天を撃ち抜く。
一連の動きがスローモーションに見えている猫。




猫「つまんな。笑笑」




いつも面白くないみたいだ。

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あげのり(プロフ) - はるかぜさん» 見ててくれたんだね!!ありがとう (2019年5月21日 22時) (レス) id: 811184b721 (このIDを非表示/違反報告)
あげのり(プロフ) - はるかぜさん» なる早で頑張るぉ!! (2019年5月21日 22時) (レス) id: 811184b721 (このIDを非表示/違反報告)
はるかぜ - to be continued…!してくれないかなーん true endでhappy end ……期待してても良いですか?笑 (2019年5月21日 21時) (レス) id: 321e35c9c5 (このIDを非表示/違反報告)
はるかぜ - 読むの遅れた〜!ごめんねぇ。完結おめでとー!!お疲れさま! (2019年5月21日 21時) (レス) id: 321e35c9c5 (このIDを非表示/違反報告)
あげのり(プロフ) - はるかぜさん» おう! (2018年10月26日 23時) (レス) id: 811184b721 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あげのり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/raimu2/  
作成日時:2017年12月30日 22時

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