【HQ】 黒歴史しかない高校時代に戻ってたとか勘弁して欲しい 3【ハイキュー】

おまけ　ツッキーとその後 ページ20

『も、もう、食べれない…』



「はっ、普通女子って甘いものは別腹、とか言って食べるんじゃないの」




それは私が女子じゃないと言いたいのか、と膨れたお腹に手をあてバレー界で絶賛人気急上昇中の月島くんを見る。
高校生の頃は、あんなにたかが部活、だとか言っていたくせに大人になってからも真剣にバレーに取り組むだなんて、可愛いところあるな、なんて思った時期もあった。

がしかし、相変わらずこの男は可愛くない

先日、黒尾さんにスイーツバイキングのチケットを貰ったとのことで

「どうせ暇でしょ」

と声をかけられた私。

まぁ、たまたま暇だったしタダで食べられるということに釣られた。
しかし、私は4つで断念、

なのに目の前の男は細いくせしてケーキはよく食べる。





『うぷ、…ていうか、私じゃなくてもやっちゃんとか誘えばよかったんじゃ…』




「…谷地さんは細いから食べれなそう」




『よし、その最後のケーキ顔にぶちまけてあげるから皿貸して』






ほんと、昔から月島くんは嫌味が多い。
まぁ、顔だけはいいので今でも相当おもてになられる。

私なんかといるところを、記者にでも撮られたらどうするんだか、
でもなんだかんだ、月島くんといる時が一番楽しかったりもするのだ、





「で、この後どうする」




『…え、月島君が私のこと誘ったのに？丸投げ？』




とりあえず、バイキングで話をすることに、
どうやら月島くんは、明日からバレーの合宿があるらしく

今日は、現地に近いこちらのホテルに泊る予定だった、とか

しかし、

なにか問題が起きてホテルの宿はキャンセルされてしまったらしい、
ちょうど今電話を受けて溜息をついている






「え、…宿なし？
…うち、くる？」

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