＿＿ Love weather.3 ページ3
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朝練も終わって、教室に向かう。
部室横にある更衣室で慌てて着替えて、いつも通り時間ギリギリの所で 教室の自席に到着した。
あと少しで遅刻になる所だった。
優太「 ちょーギリギリじゃん、俺が焦ったわ… 」
“ 心臓足りねぇ ” と隣の席から私に囁いてくる男子生徒が 先程言った朝に弱い部員…岸優太。
クラスの中では随分と人気で、
所謂、愛されキャラ。
イジられる事に それほど嫌悪感を感じない人なのか、それとも周りのイジり方が上手いのか。
どっちかは分からないけど、よくイジられてる。
『 意地でも間に合わせてるからね 』
優太「 この前は間に合ってなかったけど？ 」
『 こ、この前は…
鍵が無かったんです〜 』
優太「 嘘は良くないねぇ、Aさんよ 」
号令後の ほんの数秒の間に
この会話をする。
調子に乗り出した岸を無視して教科書を広げる。
チラｯ と岸の方を見ると、
口を曲げて 拗ねた風の顔をしていた。
その顔が面白くって、つい笑ってしまう。
先生には静かにするように注意されちゃったけど、これは笑いの不可抗力だから 致し方ない。
＿＿
淡々と授業が進む。
和む雰囲気の教室に、皆が眠くなった。
真面目に眠気と戦っている人もいれば、早めに諦めて机に伏せると 思い切り寝ている人もいた。
私は前者。
優太は割と後者。
今も腕を枕にして夢の中だった。
一方 私は、朝練をしてきたというのに それほどの疲労感は無くて あまり眠くもならなかった。
無理に寝ても授業が勿体ないし、
眠くないなら ちゃんと聞いておこう、なんて。
真面目っぽくて楽しかった。
先生が子守唄の如く ゆっくりとした口調で話す。
私はそれを右から左に聞き流しながら
窓の外を眺めていた。
黒板にチョークの当たる音だけが響く。
先生も頑張って授業してるのに、生徒の半分以上が寝ていたら やる気も無くなっちゃうよね。
なんか、地味に可哀想。
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あぐた。(プロフ) - Sさん» コメントありがとうございます。afterstoryは今、下書きをしておりますので、しばしお待ちください！ (2020年1月28日 22時) (
レス) id: b86c6074bc (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 完結おめでとうございます！やっと付き合った2人のラブラブなafterstoryも気になります！ (2020年1月28日 19時) (レス) id: a50c63b20c (このIDを非表示/違反報告)
あぐた。(プロフ) - 箱推しティアラさん» コメントありがとうございます。更新、頑張ります！ (2020年1月25日 1時) (レス) id: b86c6074bc (このIDを非表示/違反報告)
箱推しティアラ(プロフ) - おもしろいし、この作品好きです！読みやすいですよ。更新頑張ってください！ (2020年1月25日 0時) (レス) id: 0d9bac845e (このIDを非表示/違反報告)
あぐた。(プロフ) - さちままさん» コメントありがとうございます。ただ書いているだけで全然語彙力や文章力が無いので…そのように褒めて頂ける事、とても光栄です！ (2020年1月22日 18時) (レス) id: b86c6074bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あぐた。 | 作成日時：2020年1月19日 19時
