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006 ページ8

side Ray



鬼ごっこは終了。
みんな疲れた様子で他の奴と話したりしてる。
そんな中、ノーマンがキョロキョロと辺りを見回している。


「どうしたんだよ、ノーマン」

「その…アレクトが、いない気がして」


…そういえば、いない。
鬼だからもう戻ってきてもいい頃だと思うんだが。
というか、あいつの事だからどうせ飽きてどこかで寝てるんだろう。

「俺、ちょっと探してくる」



そう言い残して、また森の中へ入っていった。





▽△▽△▼▲




…居た。
呑気にすやすや眠っていた。
穏やかで、休憩でもしている内に眠ってしまったのだろう。


「おい、帰るぞ」


「んー…」


声を掛けても起きない。


…痛みを与えれば、起きるだろうか。
試しに、アレクトの頬をつまんだ。
むにゅ、と柔らかさを残す頬。
それを引っ張る。


「起きろ、アレクト」

「…やめて」

アレクトの満月の様な瞳が、こちらを睨む。
まだ若干寝惚けている。
アレクトは俺の手をそっと払い、立ち上がる。


「もうちょっと他の起こし方はないわけ」

「あれしか思いつかなかったんだよ」


謎の口論をしながら、森を抜けた。

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設定タグ:約束のネバーランド , レイ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:SHE'S door | 作者ホームページ:ないない  
作成日時:2019年6月21日 1時

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