ハマの王様の幼馴染はまさかの女だった件について (ページ3)

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『最悪……』

今、僕は無性に機嫌が悪い。その理由は女子なら分かるであろう……あの日が来てしまったからだ。女子だから仕方ないのは分かってるのだけど痛みが尋常ではないんだよ。薬を飲んでもお腹の中を連打されてる感覚でものすごく痛い。薬を飲まなかったら最後､立てず動かずになってしまうほど僕のあれは酷い。

Aはイライラが止まらなくてとりあえず外を歩いていた。すると

左馬刻｢なんでてめぇがここにいるんだよ｣

『それはこっちのセリフだ』

幼馴染だがよく喧嘩をする左馬刻にあってしまった。

左馬刻｢仕事もしねぇで呑気に散歩か？爺さんよォ｣

『今日は休みなだけだ糞野郎。てめぇこそ、ヤクザの癖に暇そうにしてんのな』

左馬刻｢今さっき、終わったんだよ｣

どちらも喧嘩腰で話しかけているがこれが2人の通常なのだ。

左馬刻｢それより、お前……俺と会う前に誰かと殺ったのか？｣

『はぁ？なんでだよ』

今日はあれだからろくに体も動かない。当然、喧嘩など出来ない。(一応は勝てる)

不思議なことを言ってくる左馬刻に疑問を隠せないでいると

左馬刻｢お前、さっきから血の匂いがすんだよ｣

それを聞いたAは思考が停止する。先程も言った通り、Aは今日は喧嘩をしていない。血の匂いなどするはずがないのだ。それなのにするということは…………

『左馬刻……………………』

これまでにないほど低い声で名前を呼ぶ

左馬刻｢なんだよ｣

『死ねくそボケぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!』

Aは凄まじい蹴りを左馬刻にいれ、走り去っていってしまった

左馬刻｢あぁ？！ふざけんな!!!!｣

左馬刻の怒りの声だけがその場に残るのであった。

その一方で家に直行で帰ったAは顔を赤くして家の中に入るとすぐにしゃがんだ。

『左馬刻の馬鹿野郎……そーゆーのは言ったらダメなんだよ馬鹿が……』

女子の日は絶対に外に行かないことを心に決めたAであった。

左馬刻｢蹴られ損じゃねーかっ!!!!｣

銃兎｢また、お前が無意識にAに失礼なこと言ったんじゃないのか？｣

左馬刻｢何も言ってねーっつの！｣

原因もわからず損をする左馬刻であった