高鳴り ページ9
あの後、アスモデウス様は
ア「そうだった！入間様が理事長室に！」
と言って、バビルスに引き返し、私は丁度、使用人が迎えに来たので、馬車に乗って帰った。
───────────
家に着き、夕食を食べ、お風呂に入った。
お風呂の中で、暇潰しに手から光の蝶を量産して遊んだり、ちょっとした拷問学を学んでいた。
だが、気になる事が一つ。
貴「なんでだろ.....」
あれから、胸が高鳴って仕方がないのだ。
もしかして、病気かとも考えたが、それなら、もっと苦しくなるかな....と思い、その説は早めに撤回した。
使用人からも、
使「どうかされました！？お顔が真っ赤.....」
使「風邪を引いたのかしら....お医者様を呼びましょうか！？」
と、ひっきりなしに言われる。
お風呂から上がって、自分の部屋に向かう。
そして、火照った体を冷やすために、窓を開ける。
貴「お父様、お母様。元気でいらっしゃいますか？」
そっと、暗い空に呟いた。
その日の夢に、お父様とお母様がいらした。
私の両親は、私が生まれたときに人間の霊媒師によって消え、魂のみが、この世に存在している。
なので、時々、私の夢に魂が入り込む時がある。
やっぱり、いつも通り、笑っていた。
そこで、私は胸の痛みを相談した。
すると、
父「それはね、もう少ししたら、わかると思うよ。だが、こんな良い機会に何も教えないのは申し訳ないな.....」
母「そうね。なら、一つだけ。この世の悪魔から全ての財産を奪っても、なくならないもの。それが、今の貴方が抱え込んでいるものよ。」
そろそろ明るくなってきた。もう朝になりそうだ。
ゆっくり意識を浮上させる。
そこで、私は両親の会話を聞いた。
母「うふふ。あの子、もうそんな年なのね！」
父「ああ。きっと、いい人に出会ったんだろう。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 212人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「魔入りました!入間くん」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ラヴァ(プロフ) - はくさん» ありがとうございます！頑張ります！！！ (2020年1月24日 15時) (
レス) id: 872177c79b (このIDを非表示/違反報告)
ふるぽん - 好きです！続き楽しみにしています！ (2020年1月24日 9時) (レス) id: 1b77870ad1 (このIDを非表示/違反報告)
はく - 凄い面白かったです！続きが気になる！これからも更新頑張ってください！ (2020年1月19日 21時) (レス) id: 4d0b20ffc1 (このIDを非表示/違反報告)
ラヴァ(プロフ) - ありがとうございます！応援うれぴいです！！！ (2020年1月19日 20時) (レス) id: 872177c79b (このIDを非表示/違反報告)
あじさい - 続き…続きがぁ…気になるぅぅぅ！！！更新がんばってください！応援してます！(●´ω｀●) (2020年1月15日 15時) (レス) id: 45a0e58e81 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ラヴァ | 作成日時：2019年11月13日 17時
