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涼介side
知「あー、Aが居ないだけで空気が酷い。」
圭「それは言い過ぎ(笑)」
光「Aって空気清浄機の役割してたのか。」
中「真剣に答えないで(笑)」
Aが居なくなると大体 全員の覇気が無くなる。
少しでも気を抜くとすぐに部屋は汚れるし。
薮「涼介ー。」
涼「ん?」
薮「話し合い進めないとまずいって。」
涼「んー。」
薮「やる気ないな。」
涼「どうせ返ってくる答えは同じだし…。」
いつ連絡しても陛下は気分が下がっているし、職務に手をつけてる訳でもない。
俺が何度話しかけて、説得しても返ってくる答えは同じ。
” 跡を継げ ” ” 戻ってこい ”
そればかりだ。自分がもう国を持つことに不安を感じているから。
だからって俺が継いだところでって話。
__ニャー…
光「っっ!!」
薮「いい加減 慣れろ。」
また現れた突然の猫に驚いて跳ね飛ぶひか。
それを横目に黙々と膝をついて並ぶ全員。
こっちの世界でもこれが普通の光景になっちまったな。
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陛下《いい加減 腹を括ったらどうだ?》
涼「陛下こそ、いい加減 諦めたらどうでしょうか。」
陛下《ほんと…言うようになったな。》
鼻で笑うような反応を見せてるけど、内心 怒っているに違いない。
陛下《…彼女のどこが良いんだか。》
涼「陛下に分かって頂く必要はありません。」
陛下《私が許しを出さなければ、お前はどうしようも出来ないだろう。》
涼「…。」
母さんが亡くなってから、陛下のAへ当たりが強くなった気がする。
生きていた頃は母さんから説得でもされていたからか、ここまで言ってこなかった。
…最愛の人を亡くしたせいで荒ぶってるのかもしれないけど、Aを侮辱するのは許せない。
なんでそんなに冷たい言葉が出る。
なんでそんなに冷たい目で俺達を見る。
陛下《人間界に出したのが失敗だったな…。》
社会勉強の一環とか言ってたくせに。
元々俺は出る気無かったんだよ。
陛下《…持って70年、いや60年か。》
涼「何の話ですか。」
陛下《彼女の寿命だ。我々と比べたら一割にも満たない。》
涼「…何が言いたいんですか。」
陛下《すぐに死ぬ者に執着するのはやめろと言ってるんだ。》
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あちゃん(プロフ) - 一話から何回も読ませてもらってます!こんなに好きな作品に出会えたのは初めてで何回も読ませてもらってます!終わりに向かっていくのはとても寂しいですが主様のペースで更新頑張ってください!とても応援してます! (2021年11月17日 0時) (レス) @page50 id: 6556ee0ca9 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇん(プロフ) - ♪くるすけ♪さん» 全然大丈夫です!頑張ってください! (2021年9月10日 8時) (レス) id: 26e2860a94 (このIDを非表示/違反報告)
とも - 最初からずっと読ませてもらってます!今回の内容もある意味良くて続編気になります待ってます! (2021年9月8日 10時) (レス) id: 72ac1295a3 (このIDを非表示/違反報告)
♪くるすけ♪(プロフ) - かふぇんさん» ありがとうございます! すみません、今気付きました(´;ω;`) 次の更新で直しておきます! (2021年9月7日 23時) (レス) id: 7871b290ea (このIDを非表示/違反報告)
かふぇん(プロフ) - いつも楽しみにしてます!あと、1536からいきなり1637になってますけど、、 (2021年9月7日 19時) (レス) id: eba823519b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:♪くるすけ♪ | 作成日時:2021年3月22日 12時