9人のドS〇〇達…【31】

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あれから2日が経過しました。

けど…








高「っ…ぐ…。」

大「ぅ〜…。」

中「っ、…。」

知「げほっ…っｹﾞﾎ…!」









なかなか良くならないんです…。

この病気は治りにくいとは聞いてたんですけど、初めにかかった圭人君でさえもまだ治ってない。








良い傾向になってる人も何人かはいるんだけど、完治までは程遠い気がする。

でも今日は今までと違って、少しだけ期待できる事がある。







全員のｶﾙﾃを記入するよう言われたので、それを慧君に言われた通りに医者の方に伝えていた。

もちろんvampire界の。



薬があまり効いてない、そう伝えると
別の治療法を試してみますかと言うことで。

無難に注射での治療法だけど。








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お昼頃にお医者様が数人の人を引き連れてやって来た。

対応するのも私なんだけど、…まぁ怖い。








「軽症と重症の方は?」

あ「軽症は慧く…、伊野尾さん、光さん、薮さん、岡本さん、山田さんです。

その他の方が重症です。」

「分かりました。」








重症の方にはもちろん、軽症の方にも注射は打ちます。

ただこの注射で、私は皆の初めて見る姿を目撃しました。







「打ちます。」

光「っ…。」

あ「…(笑)」








意外にも光君は注射が得意ではないらしいです。

注射を打たれる腕から目を離して、目をｷﾞｭｯと瞑ってる姿を見て可愛いと思ってしまいました(笑)








知「いった…。」

「はい、終わりです。」

知「Aー、我慢したから褒めて…?」

あ「さっきまで辛そうにしてたくせに…。」








重症患者のはずなのに通常運転。
むしろ甘えが強くなってる気がする…。

そんなふうに思っていながらも、結局 頭を撫でてしまうんですよね。








あ「よしよし…。」

知「んふ。」








う…可愛い。








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「それでは、また途中経過などの報告お願いします。」

あ「はい、ありがとうございました。」








やっと9人分の注射が終わり、30分ほどの経過を見て
特に異常がないので、お医者様達は帰りました。

これで少しでも良くなると良いんだけど…。








ｶﾞﾁｬ…








新しい冷えﾋﾟﾀと水を持って皆の元に向かう。

全員寝てるので静かに入った。







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