1516 ページ18
涼「…。」
振り返ろうとしたけど、まだ穴が空いたままだからｽﾞｷｯと痛みが走って振り返れなかった。
と思ったら、また吸われて。
あ「ん、っ…。」
二口ぐらい飲むと、穴を消す作業に移って痛みも消えた。
中「どしたの?」
涼「なんか体熱いなって思って。血も温度高い気がした。気のせいかもだけど。」
光「久しぶりだから緊張してたんじゃない?」
あ「そうかもしれないですね…。」
もしかして熱も出てきた…?
あとで薬飲んでおこう。
無理しないでねって言われてたのに、体調崩すなんて絶対何か言われる。
だめだ、気持ち悪い…ｷｯﾁﾝでこっそり薬飲もうかな…。
.
.
.
.
.
.
高「俺らの移ったんじゃね?」
ｷｯﾁﾝに移動しようと立った瞬間に、高木君がまた余計なことを口走るから。
涼介君が咄嗟に私の手を掴んで離さなくなった。
涼「…圭人、体温計持ってきて。」
あ「熱なんてなっ＿＿!」
ｸﾞｲｯと引っ張られてｿﾌｧｰに逆戻り。
逃さないようにと私の上に跨り、体温計待ちをしている涼介君。
圭人君がすぐ持ってきた体温計を貰い、私の襟元を引っ張った。
あ「っ熱なんてありませんってば…!」
涼「じゃあ計ったって良いだろうが…!」
あ「計る必要ないじゃないですか…!」
中「やまの力に匹敵してるの凄くない?(笑)」
慧「暴れたら体温も上がるよー。」
涼「見てないで誰か手伝え!」
高「その必要なくね? 体力尽きてんじゃん。」
3分も暴れてないのに体力の限界を迎えました。
涼介君は抵抗する力を無くした私の体温を計り、計り終えた体温計を見て
涼「…38.8。」
大「うぇっ!?」
薮「今暴れたのもあるだろうけど、普通に高いな。」
光「やっぱうつったのか…。」
.
.
.
.
涼「部屋連れてく。」
圭「知念と同じ部屋?」
涼「いや、治りかけの知念と同じ部屋はやめとく。」
私の体を抱き上げ、私の部屋に運んでくれた。
ﾍﾞｯﾄﾞに座らせられて、私のｸﾛｰｾﾞｯﾄから寝巻きを取り出してくると、怖いほどﾆｺﾆｺ笑いながら
涼「ん、着替え。」
あ「ありがとうございます…。」
涼「体大丈夫か?」
あ「はい…。」
涼「で、脱ぐか脱がされるか選べ。」
あ「…怒ってますね?」
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7729人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あちゃん(プロフ) - 一話から何回も読ませてもらってます！こんなに好きな作品に出会えたのは初めてで何回も読ませてもらってます！終わりに向かっていくのはとても寂しいですが主様のペースで更新頑張ってください！とても応援してます！ (2021年11月17日 0時) (
レス) @page50 id: 6556ee0ca9 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇん(プロフ) - ♪くるすけ♪さん» 全然大丈夫です！頑張ってください！ (2021年9月10日 8時) (レス) id: 26e2860a94 (このIDを非表示/違反報告)
とも - 最初からずっと読ませてもらってます！今回の内容もある意味良くて続編気になります待ってます！ (2021年9月8日 10時) (レス) id: 72ac1295a3 (このIDを非表示/違反報告)
♪くるすけ♪(プロフ) - かふぇんさん» ありがとうございます! すみません、今気付きました(´；ω；｀) 次の更新で直しておきます! (2021年9月7日 23時) (レス) id: 7871b290ea (このIDを非表示/違反報告)
かふぇん(プロフ) - いつも楽しみにしてます！あと、1536からいきなり1637になってますけど、、 (2021年9月7日 19時) (レス) id: eba823519b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：♪くるすけ♪
| 作成日時：2021年3月22日 12時
