144 ページ48
治「飯やー!!」
角名「よくあの練習の後に食欲あるね…」
A「食べられる分だけ食べてね。
そうめんだけじゃ足りないだろうから、おやつ頃にはおにぎり作って持っていくね」
治「ほんまに!?」
どうやら腹ペコ組と、食欲低下組で分かれているようだ。
北「そうめんありがたいわ、大変やったやろ。
ありがとうな」
A「いえ、午後も頑張ってください」
全員揃って昼食を摂る。
疲労を見せていた部員たちも、少しずつ会話が増えて活発になっていく。
午後は体育館で練習をするようなので、あたしも体育館の仕事と食事の仕事を並行しながら頑張ろう。
治「そうめんうまいなぁ。なんぼでもイケるわ」
北「食べすぎたら午後の練習吐くで」
治「気を付けます!」
そう言いながらも食べる手は止めない治。
あのハードな練習を超えても、食欲がいつもよりあるのは才能だと思う。
そして、昼食を食べながら「夜ご飯はなに?」と聞けるのも才能。
A「今日はカレーライスだよ」
治「やった、おかわりある?」
A「あるある」
さらに元気になった治くんは、食欲がなさそうな角名くんからそうめんを奪って食べている。
北「自分の分は自分で食べなあかん。もたんぞ」
角名「…はい」
角名くんのおやつはおにぎりじゃなくて、チューペットの方がよさそうだ。
312人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:智紀りょう | 作成日時:2023年2月9日 14時