恋愛禁止令 (ページ5)

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健人「おい菊池。起きろ～？帰るぞ」

風磨「んー、眠いんだよ」

あ、なるほど。

この人が菊池風磨なんだ。

すると、また菊池風磨がこっちを見て言う。

風磨「さっきから何。あ、俺に惚れたとか？」

「ばっ、何言ってんの!?んなわけないでしょ」

健人「うわ、真っ赤になってる。可愛い」

真っ赤になった私の顔をのぞき込む中島健人。

男子経験ほぼゼロなんだって。

健人「名前、なんていうの？」

「…Aです」

健人「Aちゃんね。あ、健人って読んでね。Aでいい？」

「健人くんで…それでいいです」

健人「おっけ！」

健人くんが顔をクシャクシャにして笑う。

なんて可愛い笑顔なんだろう…。

こんなのすぐ好きになっちゃうよ女の子なら。

もう、恋愛はダメなんだけど。

風磨「いつもの調子でAのこと落とすつもり？もう恋愛は禁止ってこと分かってますか」

健人「分かってるし。てかAって菊池の超タイプじゃない？」

風磨「はっ、何言ってんの中島」

あ、風磨くんが照れてる。

ツンデレなんだ。

それにしても、2人ともかっこいいな…