▼セーブファイル28 ページ31
▼
ペ神に別れを告げ、城に戻る
その頃にはすっかり日が暮れており
たちまちあたりは暗闇に包まれた
私達はゆっくり歩きながら城を目指す
rbr「すっかり暗くなってもうた…」
「そうだね…何気夜にこうやって外を歩くのは久しぶり」
rbr「まぁ一国の姫様やんなぁ…大事にされとる証やわ」
「それもそうだね…」
ふと月を見上げると、白く輝く満月が浮かんでいた。
白は雲によって隠され、雲は風によって流された
月は紅く染まり、先程とはまた別の綺麗さを放っている
「ねぇ…これおかしくない?」
rbr「ルナティックナイト…A急ぐで！」
「えぇｯｯ!?」
ロボロはAの手を掴み走る
rbr「悪魔の夜行ルナティックナイト！まずいわ!!」
「悪魔………?」
rbr「月が紅く染まる時は夜行が始まる合図なんや!」
rbr「急がんと悪魔が皆食い殺してまう!」
「なら尚更止めなきゃ!」
rbr「悪魔に勝てるのは光魔法だけやぞ!Aの闇魔法じゃ勝てへん！」
「やってみなきゃわからない!!」
Aはロボロの手を振りほどき来た道を戻ろうとする
rbr「A待ってや!!!」
「ロボロは城で皆に逃げるように伝えて!」
「これは主人の命令だｯｯ」
rbr「…ｯわかったわ、ちゃんと戻ってきてな」
「わかってる!なんたって主人だから!!!」
無責任な、根拠もないような言葉を吐き捨てAはまた走り出す
ロボロはそんな無責任な主人の背中が遠のいていくのを見届けて
背を向け、城へと走る
何よりも、誰よりも、早くたどり着かなければ
2人の思いは確かに一緒で
助けたいという信念が心を、脳を支配していた
空に浮かんでいたのは大きく、禍々しい紅の魔法陣
そこから這い出でるのは数百体の、異形
先頭で率いている数十の翼の生えた悪魔
ついに始まった、始まってしまった
夜行が。地獄が。
最悪の事態を想像し足が竦む
それでも、それでも、
Aは竦む足に鞭を打ち、1歩、1歩、
前へ進んだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 475人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おはき - 初コメです！夢主がタイプ過ぎる、、、！ (2022年2月20日 22時) (
レス) @page3 id: 3a8b81e10c (このIDを非表示/違反報告)
まこち(プロフ) - 初コメ失礼します!!続きが凄く気になります!!更新待ってますね( ͒ ́ඉ .̫ ඉ ̀ ͒) (2022年1月17日 12時) (レス) id: 2e33e63444 (このIDを非表示/違反報告)
よふ(プロフ) - ばかおゆわさん» ありがとうございます!私もストーリー把握で1から読みます()更新頑張ります！ (2021年10月13日 16時) (レス) id: 41c5349f5b (このIDを非表示/違反報告)
ばかおゆわ - 絵みた瞬間「えっや、かわっ」っていってしまった、、(絶賛1話から試聴(?)中です)いやほんとに、、最高、、かわ、、ﾊｧｯｯｯｯ続きをみなければ、、ではまたコメントしに来ます！！( (2021年10月13日 9時) (レス) @page2 id: 8a7a7767f5 (このIDを非表示/違反報告)
よふ(プロフ) - アレがガゼボだと言うことを初めて知った自分 (2021年10月12日 23時) (レス) id: 41c5349f5b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：よふ | 作成日時：2021年9月24日 23時
