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A『ねーココぉー』
九井「なんだ？」
A『ココってどういう女性に興奮する？』
九井「ゴフェッ！！！」
九井がいつものように珈琲を飲んでいると、Aがそんなことを聞いてきたので思わず吹き出した。
向かい側ではAが何でもなさそうにえ、なに、どした？と尋ねてきた。
え？何だこの状況は、なんでそんな冷静なんだ？
こいつ、今なんて言った？俺がどんな女性に、こ、興奮するだって？
なんの質問だ？俺がおかしいのか？
と、九井は口を拭きながら百面相していた。
A『んで？どーなの？』
九井「…なんでそんなことを聞いてくるんだ？」
A『いやなに、次情報収集のために接触する相手がココみたいな人でね、タイプの女性になれば聞きやすいかなって。』
それを早く言えよ。
百面相してた俺が馬鹿みたいじゃねえか。
A『で、タイプはー？』
そう聞かれたが、ここで答えてアイツら(主に灰谷兄弟)にバレれば、弄ってくる。確実に弄られる。
そう考えた九井は、無難な選択をした。
九井「…清楚系だな」
A『あーやっぱりかぁ、清楚系人気だよなぁ。なんか予想通りって感じ。』
九井「どういう意味だゴラ」
まーまー、そう怒りなさんなとAが宥めてくる。
そして目の前で化粧道具を広げ、メイクを始めた。
九井「今からやんのかよ」
A『んー、意外と日にち近いしね、練習練習！』
たわいも無い会話をしながら出来たメイクは確かに清楚系で、万人受けしそうな顔だった。
そこにウィッグを被ったAは、あっと声を出した。
九井「どうした」
A『今服これしかないや』
調査から帰ってきたばかりだったAの今の格好は結構大胆なもので、丈も短く胸元も空いている。
すると、灰谷兄弟が帰ってきた。
蘭「おー、いい格好してんじゃん？」
竜胆「いつもと違うな、どうしたんだ？」
すると、悪戯心が働いたAは、ニヤリと笑ってこういった。
A『あー、これはココのタイプだって♡』
ココ「ばっ、お前っ…！」
それを聞いた灰谷兄弟はみるみるうちににやけ、ココをいじり出した。
蘭「へぇ、清楚系だけどこんな大胆な服着た女がタイプなんだな。」
竜胆「意外と悪い趣味してんな、九井」
九井「だからちげえって！！！！！」
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りんご - めっちゃ面白いです！応援しています！ (2021年9月10日 21時) (
レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
千波耶(プロフ) - 蛙パーカーさん» ありがとうございます！頑張りますね！！ (2021年8月30日 21時) (レス) id: bb0f1f8bad (このIDを非表示/違反報告)
蛙パーカー - 滅茶苦茶面白いっす！本当最高っすね！これからも応援してるっす！ (2021年8月7日 14時) (レス) id: b75236f17d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千波耶 | 作成日時：2021年8月5日 21時
