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目が覚めれば、白い天井が見えた。



まだ覚醒しきっていない頭のままムクリと起き上がると、ベッドの上に寝ていることに気がついた。



A『ここ…どこ…』



確か、三つ編みの人と眼鏡の人に見つかって、それから…
思い出せないや、


ぼーっとそんなことを考えていると、不意に部屋の扉が開いた。



竜胆「あ、起きてんじゃん」



眼鏡の人が部屋に入ってきて、「兄貴ー、A起きたー!」と叫んだ。
暫くして三つ編みの人もきて、ベッドの近くに座った。




蘭「起きたー?あ、具合はどう?どっか気分悪ぃ?」



A『えっと、あの…なんで、私、』



蘭「ん?あー、お前多分疲労で倒れたんだよ。んで、俺達が運んでやったってわけ。」


「お前、あの梓川学園殺人事件の犯人だろ?」とニヒルに笑いながら三つ編みの人…元い蘭が言ってくる。(同じ歳なので呼び捨てでいいとの事。)

その言葉に思わず俯く。
そうだ、私は殺人犯なんだ。



竜胆「まぁ、俺達にとってはそんなことどーでもいいんだけどな。」


蘭「腹減ったろ、飯食べよーぜ」



そう言って蘭は私を抱き上げた。




A『えっ、ちょ、なんで私なんか、』


蘭「んー?俺らお前の事が気に入ったから♡」


A『き、気に入った?どこが…』


蘭「顔♡」



A『かお』




あまりの回答に驚いていると、蘭と竜胆はクスクスと笑い頭を撫でてくる。




竜胆「ま、俺らも似たようなことしてるしな。」


蘭「そーそー、今日からお前、ここに住めなぁ?」




2人の言葉に少し涙ぐんでいると、また頭を撫でられた。



その後に食べたご飯が、凄く温か買ったのを覚えている。

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りんご - めっちゃ面白いです!応援しています! (2021年9月10日 21時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
千波耶(プロフ) - 蛙パーカーさん» ありがとうございます!頑張りますね!! (2021年8月30日 21時) (レス) id: bb0f1f8bad (このIDを非表示/違反報告)
蛙パーカー - 滅茶苦茶面白いっす!本当最高っすね!これからも応援してるっす! (2021年8月7日 14時) (レス) id: b75236f17d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千波耶 | 作成日時:2021年8月5日 21時

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