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春千夜「裏切り者に梵天の鉄槌を！！！」
銃を持ち奇抜な髪色をした男が薬を飲み、そう叫んだ。
肌が冷えきりそうなこの倉庫では男3人が縛られ、涙を零しながらもがいていた。
春千夜「しっしっしー！聞け！！"マイキー"からのお言葉だ」
男「っ…！！、っ、」
マイキー「…殺せ」
男「んんっ！！んんんっ！！！」
春千夜「うっす」
男は3発弾を撃ち、男たちを完全に殺した。
春千夜「梵天の歯車に噛み合わねぇ奴は
そう言って、愉快そうに笑った。
すると、不意に倉庫の扉が開き、一人の女が入ってきた。
A『…うわ寒、こんなとこでやってたのかよ…。はーあ疲れた…』
その作られたかのように美しい顔には、薄化粧が施されていた。
グロスは挑発的な赤。
ストレートの長い髪を翻しながら片腕で自身の肩をさすり、もう片方の手ではスーツケースと紙袋を持っていた。
蘭「A、例のものは？」
A『勿論、○○社の情報はバッチリ。あと社長の裏切りのスキャンダルもね。』
竜胆「へぇ、その社長終わったな。」
A『もち。あーあ、スクラップかよ。ご愁傷さまでーす。春千夜ー、』
春千夜「おう、」
そう言って情報が入ってるであろうスーツケースを春千夜に投げた。
一方の春千夜は、これからまたスクラップできるのが嬉しいのか上機嫌でスーツケースを開けていた。
A『うわ、したい転がってるし…って、これ渡さなきゃ。ボスー！』
向こうで座りながらたい焼きを食べていた白髪の男はぴくりと反応し、耳だけをそちらに傾けていた。
Aは長い髪のウィッグを脱ぎ捨て、その綺麗な短髪を揺らしながら白髪の男に近づき、持っていた紙袋を差し出した。
A『これ、駅前で話題のたい焼き。ボスにお土産ッス』
マイキー「…ん」
男はそれしか言わなかったが、Aは少しご機嫌になったのを感じ取り少し微笑む。
A『んじゃ、私は疲れたから寝ますね。』
竜胆「おい、また俺のベッドで寝んなよ」
A『とか言って寝てたらそのまま寝かしてくれるんでしょ？好きよ♡』
竜胆「っ、ちっ…」
A『んじゃ、おやすみなさい。ボスも、またねー』
マイキー「…ん、」
蘭「あはっ、竜胆ちゃん赤くなってるぜー？」
竜胆「るっせ！！」
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りんご - めっちゃ面白いです！応援しています！ (2021年9月10日 21時) (
レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
千波耶(プロフ) - 蛙パーカーさん» ありがとうございます！頑張りますね！！ (2021年8月30日 21時) (レス) id: bb0f1f8bad (このIDを非表示/違反報告)
蛙パーカー - 滅茶苦茶面白いっす！本当最高っすね！これからも応援してるっす！ (2021年8月7日 14時) (レス) id: b75236f17d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千波耶 | 作成日時：2021年8月5日 21時
