幸せの花Part5 (ページ22)

今日:16 hit、昨日:5 hit、合計:26,934 hit

朝ページ22

陽菜side
ゆっくり目を開けるとまだ5時半だった。
Aを起こさないようにそっと部屋を出た。
～ナースステーション～
陽「おはよう」
彩「はるちゃんおはよう。
…Aちゃんあれからどう？」
陽「今は寝てるよ…痛み止めがまだ効いてるみたい」
彩「よかった」
？「陽菜先生」
陽「はい」
後ろから呼ばれて振り向くと院長先生が立っていた。
院「ちょっといい？」
陽「はい」
私は院長先生について小さな部屋に入った。
院「妹さん大丈夫そう？」
陽「今は痛み止めを使って様子を見ています」
院「そっかぁ
…あのね、相談があるんだけど」
陽「はい」
院「陽菜先生小児科医でもあるよね？」
陽「はい」
院「小児科、どうしても医者が二人しか見つからなくて。
…陽菜先生移動してもらえない？」
陽「え！？
…もし、外科から応援要請きたら行ってもいいですか？」
院「それは全然いいよ」
陽「わかりました…移動します」
院「ありがとう。
…急なんだけど今日からお願いできる？」
陽「はい…あ、今日妹の手術入ってるんです。
…それはやってもいいですか？」
院「もちろん」
陽「ありがとうございます」
院「じゃぁ、今日の朝に発表でお願いね。
…8時になったらここの部屋に来て？」
陽「分かりました…失礼します」
私は部屋を出た。
小児科に移動かぁ。
手術回数が減るのは残念だけど、Aの傍で支えられるのはうれしい。
優子と後で相談して改めて担当分けないとね。