ポートマフィアに入社してきたのは、川端康成の孫でした。

刃と牙。 ページ6

パアアアア――――――――


青白い光があたりを包み、止む比には、巫女装束を纏ったAがいた。
「………！」
俺は息を吞んだ。
「あれが………『伊豆の踊子』。」
太宰も興味津々で見つめている。
「さあ……一気に決着(ケタ)即けますよ！！」
「フッ、喰ってかかってこい！」


ザンッ――――――


刃と牙が双方を捉えたかのように見えたが、

―――――ドサッ

芥川が、倒れた。

「芥川先ぱぁぁぁぁい！！！」
「芥川くん！」
椿と樋口が駆け寄り、芥川を支える。
「芥川くん…結構深いよ？無理しすぎだよ。」
「椿さん……樋口………すまぬ…。」

彼奴は、芥川の方をくるりと振り返ると、其の侭芥川に歩み寄る。

「何だ……？うがッ！」
すると、彼奴は、芥川の傷口に指を入れた……。
「くっ……！」
「まだ制裁を加えるつもりなの！？」
「芥川くん！」
「二人とも下がってください。」
そう云って、一層傷口に入れた其の時。

シュワ―――――

きらきらと傷口から粒子が零れ出る。
「……！」
椿と樋口は、黙った儘、その光景を見つめた―――
「…傷が、治ってる…。」
「ええ！？」
(んな、莫迦な！)
でも、遠くからでも解るほど、芥川の傷口は綺麗さっぱり無くなっていた。
我に返った俺が、椿に向かって叫ぶ。
「椿！審判！」
「……あ、えっと…入社試験、合格！」
(さっきは、『決め台詞でビシッと終わらせます！』って云ってたのによｫ……。)
呆れたように首を振る。
「流石だね…森さんが選んだだけはある、かも。」
太宰が意味ありげに呟いた。

「………？」

俺は、太宰の云うことが理解することができなかった。

＜あとがき＞
入社試験はとりあえず終わったかな？紫吹桜です！
ネタが飽きないうちに書かねば……。
とりあえず文字数が。バッハハ〜イ！

入社試験　−終末ー→←異能――――『伊豆の踊子』。

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す