異能――――『伊豆の踊子』。 ページ5
「太宰ッ!?」
「嗚呼、森さんから許可取っちゃったのだよね〜。」
そう言って呑気に席に座る。
「ていうか、あの娘は誰だい?新人っていうのは解るんだけど。こんな大会在ったっけ?」
「大会じゃない。此れ、入社試験だ。そして彼奴は、俺の幹部補佐候補のAってんだ。如何やら、川端康成の孫なんだとさ。」
「へぇ〜。その割には、私の目からは、異能を発動しているようには見えないのだけれど。」
「発動してないから、そりゃそうだわな。」
「してないのかい!?異能力者なのに。というか、芥川くんと戦わせるなんて、森さんも悲痛だねえ。」
「首領はしろとは云ってない。彼奴が望んだことだ。」
「ほぇー。私なら、絶対に芥川君などとは、戦いたくないねえ。」
そんなことを呟き乍ら、闘いに視線を落とした。
「
芥川が、また異能を発動した。
「あの娘、大分傷んでるね、本当に異能を使わないつもり……?」
「芥川くん!落ち着いて!冷静に攻撃を開始なさい!」
椿の声が響く。
「助言有難うございます、椿さん!」
(ハァッ、ハァッ、結構深く傷んだな……。)
血を抑えて立ち上がると、芥川が叫ぶ。
「御前、異能力者じゃないのか!?何故異能を使わない!?」
「同感だ。」
珍しく太宰が共感した。
「先代から、教えられているんです。『異能なぞに頼らず、己の力だけで挑めよ。』…と。」
「ほぉ、先代からの教えかい…?」
いつの間にか隣にいる武装探偵社メンバー・与謝野晶子が云う。
「でも、アンタさ、医者の目で見させてもらうけど、アンタもうすぐ天に召されそうなくらいだよ。」
「ええ、解ってます。」
そう言って、呟くと、胸に手を当てる。
「先代川端康成よ。」
「!!!」
青白い光が、彼奴の体を包んでいく。
――――――再び汝の力を吾に授けよ。
異能力―――――――――『伊豆の踊子』。
<あとがき>
やっと異能きたよひゃっほーい!
紫吹桜です!一気に書き進めてしまったぞおい←
さあ、やっと異能を解放した夢主ちゃん。
勝負の行方は――――?
其れでは、今日はこの辺で。バッハハ〜イ!
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
12人がお気に入り
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
氷華 - 私も苗字 川端ですwそれと凄く面白かったです! (2017年8月16日 18時) (レス) id: e6aa3dfd58 (このIDを非表示/違反報告)
中也好きの引きこもり - 投票させていただきますー!私は、与謝野先生と、太宰さんだと思います。椿ちゃんが襲われそうなので与謝野先生装備で。みたいな。 (2017年6月28日 18時) (レス) id: c997c1224a (このIDを非表示/違反報告)
葉桜@中也LOVE - 投票いいですかー!?私も太宰さんだと思います!もう一人…武装探偵社だから…女の子が拉致られてるから、安全で……国木田君。。。?わかりません! (2017年6月28日 17時) (レス) id: c997c1224a (このIDを非表示/違反報告)
蝶々は美しく - 投票いいですか?たぶん太宰かなと思うんですが。もう一人はわかりません。。。 (2017年6月28日 17時) (レス) id: c997c1224a (このIDを非表示/違反報告)
美咲紀(プロフ) - 紫吹桜さん» えこひいきちゃうもん! (2017年5月27日 4時) (レス) id: 6b50a79157 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紫吹桜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nijinosora/
作成日時:2017年5月17日 21時