ポートマフィアに入社してきたのは、川端康成の孫でした。

先代川端康成よ。 再び汝の力を吾に授けよ。 ページ4

―――――一方、武装探偵社では。


「国木田さん〜。また太宰さん、何処か行っちゃいましたよー？」
「ほっとけ。どうせ入水か、心中希望の美人探しだろう。」
「そりゃそうですけど……。」

ドーンドーン

「…如何云う訳か、今日は何か、あっちの方五月蠅くないですか？」
「嗚呼、しかも、あの方角はポートマフィアだ。」
「え……！？」

プルルルルルｒガチャ

「おい太宰いいいいいいいいいいい！」
(太宰さんって解るんだ。)
微かだけど、太宰さんの声が聴こえた。
『大変なんだよ〜、くにきーだ君。今直ぐ武装探偵社で行けそうな人集めて、ポートマフィア前に来てくれ！』
「はぁ！？何でだ！？」
『今、五月蠅い音がするだろう？何だろうと思って行ってみたらさぁ、芥川くんが、新人の子と戦闘(バトル)してるのだよ！しかも、出来る限りの社員が総動員されてる。此れは何かあると思わないかい？』
国木田さんは暫く黙っていたけれど、直ぐに叫んだ。
内容は、

―――――今直ぐポートマフィアに行け。

「異能―――限界突破！」
(紅西の異能、『限界突破』か。)
廻りに、異能力を増幅させる異能、『限界突破』の空間(エリア)が広がる。
早速芥川は、異能を発動させる。
「羅生門・顎(らしょうもん・あぎと)！」
芥川の背中から、無数の『黒獣』が溢れる。
(さあ、Aの異能を―――。えっ！？)
Aは、異能を発動させることもなく、逆に芥川に向かって突進してきた。
でも、Aは、黒獸の上を身軽に昇ると、芥川に向かって、拳をふる。

ドッゴオオオォオォオォォ――――ッ

「……！」
しかし、芥川も負けてない。黒獸で盾にして、攻撃を防ぐ。
「御前……なかなかやるな。異能なしで其処まで出来るとは。」
「有難う御座います、お褒め頂いて。」

すると、俺の肩に、ポンと手が乗せられた。

「！？」

＜あとがき＞
ネタがあるときの自分は最強←
こんにちは、紫吹桜です！
此れが文スト愛ですかねー。スラスラ書けますね★
さあ、夢主ちゃんは、何時異能を発動するか？
次回をお楽しみに―★バッハハ〜イ！

異能――――『伊豆の踊子』。→←入社試験、開始！

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