ポートマフィアに入社してきたのは、川端康成の孫でした。

いざ、初任務！　Part２！ ページ20

私はそっと、輩どもの眼に入るように歩み寄った。

――――――そして。

「っ！」
口に布をかぶせられた。そして、視界が揺らいでいく。
(予想はしてたけど……。あ…意識が……。)
パタッ…
Aは輩の腕の中で意識を手放した。

―――ほどなくして、２０分後。

「A、あいつ、何時奴に捕まるんだ……。まだ発信器が反応しないぞ！」
待機場所でモニターを眺めていた中也は頭を掻きむしった。
「中也、さん……。」
「椿……。非番なのに本当に済まない。人手不足でな。」
「いえいえ。気にすることじゃありませんよ。して、Aちゃんは？」
「まだ実行に移っていない。発信器が壊れた…？否、それはあり得ない。だったら……。」
「え、じゃあ、あれ、もしかして……。」
「何だ椿。思い当たる節でもあんのか。」
「いや、敵のモノだと思って、一応回収しておいたんですけど……。」
椿はそう言って小さくて黒いものを取り出す。
「っ……！？」

それはまさしく、中也がAに手渡した発信器であった。

「な……彼奴………！発信器つけ忘れたのか！」
「え、えええっ、こ、これ、中也さんが手渡した発信器だったんですか！？」
「ああ、間違いねぇ。これは、俺が渡した発信器だ。不味い……！」
彼奴が、連れ去られた……間違いねぇ……。
「椿！今直ぐ首領(ボス)に連絡だ！そして此処で作戦を練るぞ！」
「は、はいっ！分かりました！―――今直ぐ連絡して頂戴！」
「分かりましたっ」
「本当…椿がいてくれて助かったよ……。」
「あ、ありがとう、ございます……。」
顔を赤らめて照れる椿。
「さあて。」

(太宰ほど立派に作戦を立てることはできないが……。)

A……！お前は、必ず、此処(ポートマフィア)に連れて帰る……！

あとがき

いやああああああああああああ
遅くなって申し訳ございませんでしたぁぁぁぁっ！
はい、次回からですね、まあ、椿ちゃん大活躍回じゃないかな？頑張れ椿ちゃん！
次回……ネタがあがってきたので書きたいと思います！
ちなみに皆さんは前売り券、何枚所持していますか？
私は今のところ三枚です！！一枚は友人に渡しますが……。
本当、三月三日が楽しみですね！
それでは、また！バッハハ〜イ！

初任務！？　Part１！→←いざ、初任務！　Part１！

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