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105話 ページ9

すると急に伊之助君の動きが止まった


善「!?」

正「止まった……」

伊「…………」ドサッ


すると急に倒れる伊之助君
それを見た善逸君は僕の後ろに隠れて
怯えながら言う


善「うわっ!!倒れた?死んだ?死んだ?」


僕は善逸君の頭を撫でて言う


緑「死んでないよ多分…脳震盪だと思う」

炭「俺が力一杯頭突きしたからな……」


善逸君はあり得ないという目で
炭治郎君を見ていた


うん、僕も最初そうだったよ…善逸君


こうして、
伊之助君の頭に羽織を置いて寝かせてから
僕達は埋葬を始めた


──────────────────

───────────────

────────


やっとの思いで一人を埋め終わると
伊之助君が勢いよく起き上がった

善「うわっ起きたァ!!」

伊「勝負、勝負ゥ!!」

伊之助君は善逸君を追いかけ回していた

善「寝起きでこれだよ一番苦手これ」

善逸君がこっちに逃げてきて僕の後ろに隠れる
すると伊之助君が僕達がしている埋葬を見て言う

伊「何してんだァお前ら」

緑「これは埋葬って言うんだ
亡くなった人を土に還しているんだよ…」

僕の時代では火葬が一般だけど
昔はこうやって埋葬をしていたって授業で習った

だから今炭治郎君と一緒に亡くなった人を
埋葬していた

炭「伊之助も手伝ってくれ、
まだ屋敷の中に殺された人がいるんだ」

伊「生き物の死骸なんて埋めて何の意味がある!やらねぇぜ手伝わねぇぜ!!
そんなことより俺と戦え!!」

そう言っている伊之助君に説明をしようとすると
炭治郎君が思いがけないことを言う

炭「そうか…傷が痛むからできないんだな?」

伊「……は?」



炭治郎「いや、いいんだ。
痛みを我慢できる度合いは人それぞれだ。
亡くなってる人を屋敷の外まで運んで土を掘って埋葬するのは本当に大変だし、
善逸と出久とこの子達で頑張るから大丈夫だよ
本当は出久に休んでほしいけど。
伊之助は休んでるといい(ニコ」


た、炭治郎君…なんかズレているよ…

そう思っていると
伊之助君がその言葉で彼に火がついたらしい


伊之助「はあ"ーーーん!?
なめるんじゃねぇぞ百人でも二百人でも埋めてやるよ俺が誰よりも埋めてやるわ!!」

そう言って伊之助君は亡くなった人を
埋葬するのを手伝ってくれたのだった

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Pentas(プロフ) - まほさん» 出久「コメントありがとう!!…そうだね!一応二度と近付かないように念をいっぱいしたから大丈夫だよ(本当は誰も見えないところで殴っていたなんて言えるわけないよ…嫌われちゃうからね)」ニコニコ (2020年9月21日 20時) (レス) id: bf6a65dd8b (このIDを非表示/違反報告)
まほ - おーい?いずく?害虫除去はいいけど実際には除去してないよな? (2020年9月21日 19時) (レス) id: 44f3b52daa (このIDを非表示/違反報告)
Pentas(プロフ) - 猫神さん» こんばんわ、コメントありがとうございます!公式ブックを見て見たら「フルカウル」でした!!ご報告ありがとうございます!!またこんなことがあるかもしれません。その時もよろしくお願いします!!!! (2020年2月6日 20時) (レス) id: bf6a65dd8b (このIDを非表示/違反報告)
猫神(プロフ) - 135話の「フルカウン」って「フルカウル」じゃないですかね…?違ってたらすみません (2020年2月6日 19時) (レス) id: 13100e553e (このIDを非表示/違反報告)
Pentas(プロフ) - よいちょまるさん» コメントありがとうございます。はい!頑張ります!! (2020年1月12日 8時) (レス) id: bf6a65dd8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Pentas 咲妃 | 作成日時:2019年12月7日 20時

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