111話 ページ15
轟「一応、これも聞いたが
今日はこの町お祭りがあるらしい」
爆「あぁ?お祭りだァ?こんな時にか?」
「あ、私もそれ聞いた
なんでも年々この町の神様に感謝を込めて
恒例のお祭りをするらしいって
町の人達から聞いたわ」
轟「あぁ…だか、」
焦凍君は顔を顰めて町の人達を見ながら言う
轟「それを教えてくれた人からなんだが
何やら震えて怯えていた様子だった」
「!…震えて怯えていた…」
爆「…つまり、
この町には秘密があるってことか…」
「焦凍君、その怯えていた人
会うことできる?」
轟「あぁ…確か向こうの店の娘だったから
今なら会うかもしれねぇ」
「じゃぁ急いで行こう…」
私達はその証言をしてくれた少女の所に行く
すると店の前で悲しそうな目で掃き掃除をしていた少女を見つけた
「焦凍君…もしかして彼女が?」
轟「あぁ」
私は彼女に近づいて言う
「こんにちは」
すると少女はこちらを見て
驚いた表情で私たちを見ていた
「ちょっとお話を聞きたくて…いいでしょうか?」
そして私達は少し離れたところで話を聞いた
娘「実は…この町には生贄があるんです…
あの森の山の寺に若い男女を差し出すんです
私の友達も昔生贄に出されて…」
「そうですか…」
生贄…
こんな時代に……そんなことが……
娘「お願いです!この祭りを止めてください!!
今夜もまた出されるんです!
ここにいる皆は可笑しいんです!
それに、私”見た”んです!
ここには神様なんていないって!!!!」
爆「!…何を見たんだ…お前…」
すると娘さんは震えながら話してくれた
娘「私、昨年に生贄に
出された人たちを助けたいと思い
山の寺に行ったんです。
でも……襖の隙間を見ると
そこには残酷な姿になっていました…
化け物が…人間を食べていたんです
人の形をした化け物が…奈々美ちゃん達を…
私は怖くなって
助けることが出来ませんでした
お願いです
どうか
あの人達を…助けてください……(泣」
人の形の化け物…
間違えない、鬼だ
この町は鬼に支配されているんだ
私は彼女を抱きしめて、言う
「大丈夫、必ず助け出します」
そう言うと彼女は
涙を流して「ありがとう」と言った
必ず…助ける!!
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Pentas(プロフ) - まほさん» 出久「コメントありがとう!!…そうだね!一応二度と近付かないように念をいっぱいしたから大丈夫だよ(本当は誰も見えないところで殴っていたなんて言えるわけないよ…嫌われちゃうからね)」ニコニコ (2020年9月21日 20時) (レス) id: bf6a65dd8b (このIDを非表示/違反報告)
まほ - おーい?いずく?害虫除去はいいけど実際には除去してないよな? (2020年9月21日 19時) (レス) id: 44f3b52daa (このIDを非表示/違反報告)
Pentas(プロフ) - 猫神さん» こんばんわ、コメントありがとうございます!公式ブックを見て見たら「フルカウル」でした!!ご報告ありがとうございます!!またこんなことがあるかもしれません。その時もよろしくお願いします!!!! (2020年2月6日 20時) (レス) id: bf6a65dd8b (このIDを非表示/違反報告)
猫神(プロフ) - 135話の「フルカウン」って「フルカウル」じゃないですかね…?違ってたらすみません (2020年2月6日 19時) (レス) id: 13100e553e (このIDを非表示/違反報告)
Pentas(プロフ) - よいちょまるさん» コメントありがとうございます。はい!頑張ります!! (2020年1月12日 8時) (レス) id: bf6a65dd8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Pentas 咲妃 | 作成日時:2019年12月7日 20時